「まだ動くし、もう少しこのまま使いたい」
「お金もかけたくないし、壊れるまで使おうかな」
そんなふうに感じている方は、きっと多いはずです。2015年に発売されたiPhone6sは、今も手に取るとそのコンパクトさと手になじむ感覚が魅力的ですよね。
ただ、正直なところ「いつまで問題なく使えるのか」と聞かれると、そろそろ大きな決断をする時期に来ています。
この記事では、セキュリティ面、アプリの対応状況、そして壊れたときの修理のことまで、今知っておくべきリアルな現状をお伝えします。
最新のセキュリティ状況:2026年5月現在のアップデートは?
いちばん気になるのは「ウイルスとか大丈夫?」というセキュリティの話ですよね。
実はiPhone6sは、最新のiOS 26には対応していません。ソフトウェアのメインサポートは「iOS 15」で完全にストップしています。
ただし、朗報もゼロではないんです。
2026年5月時点でも、Appleから「iOS 15.8.7」といった重要なセキュリティアップデートが細々と配信されています。Apple公式のセキュリティリリース情報を確認すると、これは本当に深刻な脆弱性が発見されたときに出される、いわば応急処置です。
ここでよくある疑問にお答えします。
Q. セキュリティアップデートが来るなら、まだ安全?
A. 残念ながら、根本的な安全は保証されません。
最新OSのようにシステム全体の穴をふさぐわけではないので、知らないうちに危険にさらされるリスクは日々高まっています。ネット銀行や証券アプリ、クレジットカード情報を扱うのは、正直かなり怖い状況です。
「今できる自衛策」
- クレジットカード情報を端末に保存しない
- 不審なメールやSMSのリンクは絶対に開かない
- 怪しい無料Wi-Fiには自動接続しないように設定する
これらを徹底すれば、今すぐどうこうという話ではありませんが、メインの連絡手段やお財布代わりとして使い続けるのは、潮時と考えたほうがいいでしょう。
アプリの対応状況:LINEやネットバンキングはもう限界?
古いスマホで意外と見落としがちなのが、アプリの寿命です。
具体的な例をあげますね。いまや生活インフラである「LINE」。
実は最新版のLINEアプリをインストールするには、iOS 18以上が必須になっています。
「え、でも今LINE使えてますよ?」という声が聞こえてきそうです。
はい、それは以前にインストールした古いバージョンのLINEがたまたま動いているだけなんです。これがいつ、「このバージョンはサポートを終了しました」という表示に変わるかわかりません。実際、他のアプリではすでに同じことが起きています。
ネットバンキングや証券会社のアプリも事態はもっとシビアです。
セキュリティを重視する金融系アプリほど、OSのバージョンに対するチェックは厳しくなっています。アプリは開けるけど、取引はできない。 そんな日が突然来るかもしれません。
「まだ使える機能」と「もう厳しい機能」を整理しますね。
まだ大丈夫なこと
- 電話をかける、受ける
- SMS(ショートメッセージ)の送受信
- 標準カメラでの写真撮影
- Wi-Fiでのネット検索
動かなくなるリスクが高いこと
- LINEやSNSアプリでの通話・ビデオ通話
- ネットショッピングアプリでの決済
- ネット銀行アプリでの振り込み
- 電子チケットの提示(ライブ、新幹線など)
今はまだ動いている機能も、半年後、1年後も動く保証はどこにもない。それが現実です。
バッテリー交換や修理はできる?壊れたらどうする?
「バッテリーがすぐ減るなあ」と感じている人も多いですよね。
設定アプリでバッテリーの状態を見て、「最大容量」が80%を下回っているなら、残念ながらいつ突然電源が落ちてもおかしくない状態です。
じゃあ、交換しよう。と思いますよね。
ここがiPhone6sの大きな壁です。
Apple Storeや正規の修理店では、もうバッテリー交換はできません。
理由は、AppleがiPhone 6sを「オブソリート製品(販売終了から7年以上経過した製品)」に指定しているから。もう純正パーツの在庫が世界のどこにもなく、修理サービス自体が終了しています。
「じゃあ、街の修理屋さんは?」
はい、選択肢としてはアリです。調べてみると、総務省登録の修理業者であれば、3,480円〜5,000円程度で交換してくれます。
ただ、これには注意点があります。
- 純正バッテリーではない(互換品になる)
- 交換後に思わぬ不具合が出ても、Appleは一切サポートしてくれない
- 最悪の場合、起動しなくなるケースもゼロではない
「安く直して、あと1〜2年使う」という作戦は、ギャンブルに近いと思ってください。
お金をかけて直したのに、肝心のLINEが来月使えなくなった。なんてことになったら、ちょっと切ないですよね。
結局、いつまで使えるの?買い替え時のリアルな判断基準
さて、ここまで読んで「で、結局いつなの?」という気持ちになっていると思います。
包み隠さずお伝えしますね。
「いつまで」という期限は、実はもうとっくに過ぎています。
スマートフォンの寿命は一般的に、メーカーサポートが終了する発売から7〜8年が目安と言われます。2015年発売のiPhone6sは、その目安すら大きく超過。これだけ長く動いていること自体が本当にすごいことなんです。
今すぐ完全に使えなくなるわけではないけれど、いつ何が起きてもおかしくない。「ガラケー代わり」か「思い出の詰まった写真を見る専用端末」として余生を送る時期に来ていると考えてください。
もし予算を抑えて移行するなら
新しい機種は高い、と感じる方へ。選択肢は最新機種だけじゃありません。
今コストを重視するなら、型落ちのiPhoneで十分です。おすすめは最低でも「iPhone 13」以降のモデル。
中古の良品を選ぶことで、費用はぐっと抑えられます。信頼できるお店の「未使用品」「Aランク品」を選べば、新品に近い状態のものも見つかりますよ。
もし安心して長く使いたいなら
「また何年も買い替えたくない」なら、今のタイミングでiPhone SE 第3世代やiPhone 15などを選ぶのも手です。
特に指紋認証のホームボタンに愛着があるなら、iPhone SEシリーズはiPhone6sの操作性を色濃く受け継いでいて、違和感なく移行できます。
iPhone6sいつまで使えるか、悩んだら今日が潮時です
「iPhone6sいつまで使えるのか」という問いに、一つの答えを出すならこうなります。
「通話とSMSだけの非常用連絡手段ならもうしばらく。メインのスマホとしてなら、今日にでも新しい機種を検討するべきタイミング」
手に馴染んだこの端末に愛着があるほど、手放すのは寂しいものです。
でも、思い出のアルバムとして、あるいは目覚まし時計として、役割を変えてそばに置くことはできます。
スマホはもう、私たちの生活と財産を守るための道具です。
その道具の安全が揺らぎ始めたなら、未来の自分のために、そっと次の相棒を探し始めませんか。

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