いま使っているApple Watch Series 4、まだ動いているから大丈夫と思っていませんか?
確かに、今でも通知の確認やアクティビティの計測など、基本的な機能は問題なく使えるケースが多いです。
でも、Appleの公式サポートポリシーを確認すると、Series 4はすでに「ビンテージ製品」に分類されているという事実があります。
この記事では、Series 4がいつまで使えるのか、サポート終了でどんな影響があるのか、買い替えを検討する目安は何かを、Appleの公式情報に基づいて整理していきます。
Apple Watch Series 4の現在のステータスは?
まず、Apple Watch Series 4が今、公式にどのような扱いを受けているのかを確認しましょう。
Series 4は2018年9月21日に発売されました。そこから約5年が経過した2023年9月頃に、Appleの「ビンテージ製品」リストに追加されたと考えられています。
Appleは製品のサポート期間について、明確なルールを設けています。
- ビンテージ製品:発売から5年経過後、7年未満の製品。修理は部品在庫が続く限り可能。
- オブソレット製品:発売から7年経過した製品。ハードウェア修理はすべて終了(一部地域を除く)。
つまり、2026年6月現在、Series 4は「ビンテージ」の期間中です。
修理自体はまだ受け付けてもらえる可能性がありますが、すでにハードウェアサポートの終了が見えてきている状態だと言えます。
「ビンテージ」と「オブソレット」の違いを知っておこう
ここで混乱しやすいのが、「ビンテージ=もう使えない」と思ってしまうことです。
そうではありません。
ビンテージになっても、Apple Watch自体は引き続き使用できます。
しかし、以下の点で「これまで通り」ではなくなります。
- 修理に使える部品の在庫が限られている
- 部品がなくなれば、その時点で修理は不可能になる
- バッテリー交換も同様に、在庫次第
そして、発売から7年が経過すると「オブソレット」に移行します。
オブソレットになると、日本を含む主要な地域ではハードウェア修理が一切受けられなくなります。
Series 4の場合、発売日から逆算すると、2025年9月頃にはオブソレットに移行していた可能性が高いです。正確な移行日はAppleが決定するため断言はできませんが、すでにその期間に入っていると考えておくべきでしょう。
今すぐ使えなくなるわけではないが…
ここで一つ、誤解してほしくないことがあります。
オブソレットになったからといって、Apple Watchが突然動かなくなるわけではありません。
今使っているSeries 4が正常に動作しているなら、そのまま使い続けることは物理的に可能です。
ただ、以下のリスクを理解したうえで使い続けるかどうかを判断する必要があります。
修理ができなくなるリスク
バッテリーの劣化や画面の破損、ボタンの故障などが起きたとき、公式での修理がほぼ不可能になります。
Apple Storeや正規サービスプロバイダでの修理依頼は、オブソレット製品の場合は基本的に断られます。
「壊れたら終わり」という状態であることを、あらかじめ認識しておく必要があります。
セキュリティ面のリスク
こちらはあまり話題になりませんが、実は重要なポイントです。
新しいwatchOSのアップデートは、対応機種が限定されています。Series 4はすでに最新のwatchOSのサポート対象外になっている可能性が高いです。
OSが古いままだと、セキュリティパッチも適用されません。新しい脅威に対する防御が弱まるというリスクをはらんでいます。
健康データやメッセージ、支払い情報など、Apple Watchには個人情報がたくさん入っています。そのデータを守るという観点でも、OSアップデートが止まっている状態は無視できません。
バッテリー交換はまだできる? 費用は?
Series 4のバッテリー交換についても触れておきましょう。
Appleはビンテージ製品について、「部品在庫が続く限り修理を提供する」としています。
つまり、現時点でも在庫があればバッテリー交換は可能なケースがあります。
ただし、以下の点に注意してください。
- 在庫がなくなれば、いつでも交換受付が終了する可能性がある
- オブソレット移行後は基本的に交換不可
- 交換費用はモデルや地域によって変動する可能性がある
もしバッテリーの持ちが極端に悪くなっていて、なおかつSeries 4を使い続けたいのであれば、早めにApple Storeや正規サービスプロバイダに問い合わせることをおすすめします。
ただし、2026年6月時点で在庫があるかどうかは、その時点で確認するしかありません。
買い替えを検討するべきタイミングとは?
ここまで読んで、「そろそろ買い替えかな」と考え始めた方もいるでしょう。
では、どんなタイミングで買い替えを検討するのが良いのか、目安を整理します。
買い替えを考えたほうがいいサイン
- バッテリー最大容量が80%を切っている:設定アプリの「バッテリー」→「バッテリーの状態」で確認できます。交換または買い替えのサインです。
- 動作がもっさりしている:アプリの起動が遅い、スワイプにカクつきがある場合は、プロセッサの限界を感じ始めています。
- 最新の健康機能を使いたい:心電図はSeries 4にもありますが、血中酸素ウェルネスセンサーや体温センサー、クラッシュ検出などは新しいモデルにしかありません。
- 画面の常時表示がほしい:Series 4は常時表示ディスプレイに対応していません。時間を見るたびに腕を動かすのが面倒に感じるなら、買い替えのメリットは大きいです。
まだ使い続けてもいいケース
- 通知確認とアクティビティ計測だけで十分:シンプルに使えていて、新しい機能に興味がない。
- バッテリーの持ちがまだ良好:最大容量が90%以上をキープしているなら、まだ現役で使えるでしょう。
- 故障したらその時は別の手段を考える:修理不能になるリスクを承知のうえで、そこまで気にしない。
買い替えるならどのモデルを選ぶべき?
「買い替えよう」と思ったときに、次に迷うのが「どのモデルにするか」です。
Series 4からの買い替えという視点で、おもな選択肢を比較してみましょう。
Apple Watch SE(第2世代)
コストパフォーマンスを重視するならこれ
Apple Watch SE(第2世代)は、Series 4と同じようなコンパクトなデザインでありながら、プロセッサがS8チップにアップグレードされています。
- 特徴:S8チップ搭載、クラッシュ検出、国際緊急通報
- メリット:価格が抑えられている。Series 4からの乗り換えで違和感が少ない。
- デメリット:常時表示ディスプレイ非搭載。体温センサーや血中酸素ウェルネスセンサーはなし。
- 向いている人:最新機能よりコストを優先したい人。通知やアクティビティ計測がメインの人。
- 向いていない人:常時表示ディスプレイが必須な人。最新の健康機能を試したい人。
Apple Watch Series 10
最新機能をすべて楽しみたいならこれ
Apple Watch Series 10は、2024年9月に発表された現行の最新モデルです。
- 特徴:S10チップ、大型で薄型のディスプレイ、水深・水温センサー、睡眠時無呼吸症候群の通知機能
- メリット:Series 4から比べると画面が大きく見やすい。健康管理機能が格段に進化している。
- デメリット:価格が高め。SEと比べると予算は大きく上がる。
- 向いている人:健康管理に力を入れたい人。最新のテクノロジーを楽しみたい人。
- 向いていない人:予算を抑えたい人。今の機能で十分だと感じている人。
どちらのモデルも、Series 4から乗り換えると「速さ」と「画面の美しさ」に驚くはずです。
特にSeries 10は、ディスプレイが大型化しているので、情報の見やすさが格段に向上します。
よくある質問:Series 4に関する疑問を解消
ここで、Series 4を使っている方がよく持つ疑問にまとめて答えます。
Q. ビンテージになったらApple Watchは使えなくなりますか?
A. いいえ。使用自体は引き続き可能です。ただし、ハードウェアの修理が難しくなる点と、OSアップデートの対象外になる点に注意が必要です。
Q. オブソレットになったらどうなりますか?
A. 日本を含む主要な地域では、Apple正規サービスでのハードウェア修理が一切受けられなくなります。バッテリー交換もできません。
Q. 今でもApple Storeで修理してもらえますか?
A. ビンテージ製品のため、部品在庫があれば可能な場合があります。ただし在庫がない場合は修理を断られます。まずはAppleサポートに問い合わせることをおすすめします。
Q. 下取りに出せますか?
A. Appleの下取りプログラムの対象となるかどうかは、その時々のプログラム内容によります。対象外になる可能性も考慮しておいたほうが良いでしょう。
まとめ:今のうちに判断材料を整理しよう
Apple Watch Series 4は、2026年6月時点で「ビンテージ製品」です。
今すぐ使えなくなるわけではありませんが、修理の受け付けが制限されている状態であり、オブソレット(修理完全終了)の期間にもう入っていると考えられます。
バッテリーの状態や、自分がApple Watchに求めている機能を改めて見直してみてください。
- まだバッテリーが元気で、シンプルな使い方で満足なら、使い続けるのも選択肢です。
- しかし、「故障したら終わり」というリスクと、セキュリティアップデートが止まるリスクは常にあります。
もし買い替えを検討するなら、Apple Watch SE(第2世代)とApple Watch Series 10を軸に、予算と求める機能で比較するとよいでしょう。
どちらにしても、公式情報を必ず確認しながら、自分にとってベストなタイミングで判断を下してください。

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