FAXはいつまで使える?PSTN移行とサービス終了の最新状況を解説

いつまで使える
記事内に広告が含まれています。

「FAXっていつまで使えるんだろう?」そう思ったことはありませんか?

職場で毎日使っているFAX。でも最近、「FAXがもうすぐ使えなくなる」という話を耳にして、不安を感じている方も多いでしょう。

実はこの疑問、一言で答えるのが難しいんです。なぜなら「FAX」といっても、使っている機械の種類や回線、サービスによって状況がまったく違うから。

この記事では、2026年6月時点でわかっている最新の公式情報をもとに、FAXがいつまで使えるのかを整理しながら、これからどうすればいいのかを考えていきます。

FAXをめぐる環境はなぜ変わりつつあるのか

まず、なぜFAXの“使える期限”が話題になっているのか。その背景には「PSTN移行」という大きな動きがあります。

PSTNとは「公衆交換電話網」のことで、簡単にいうと、これまで私たちが使ってきたアナログの電話回線のことです。NTT東日本・西日本はこのPSTNを、2020年ごろから2025年ごろにかけて「IP網」というインターネットを使った新しい回線に切り替える計画を進めてきました。

この切り替えによって、従来のアナログ電話回線を使っていたFAXにも影響が出る可能性が出てきたのです。

ただし、ここで大事なのは「すべてのFAXが突然使えなくなるわけではない」という点です。

FAXの規格で違う「使える期限」の話

FAXには主に「G3規格」と「G4規格」という2種類があります。

そしてこの規格の違いが、「いつまで使えるか」を考えるうえで非常に重要なポイントになります。

G4規格のFAXはすでに使えません

まずハッキリさせておきたいのは、G4規格のFAXは2025年1月をもって使用できなくなっているということです。

これは公式に発表されている事実です。もし職場や自宅でG4規格のFAXを使っていたなら、すでにその機械ではFAXを送受信できなくなっています。

G4規格のFAXは、ISDN回線を使ったデジタルFAXの一種で、PSTN移行の影響を最初に受けた規格と言えます。

G3規格のFAXは引き続き利用可能

一方で、多くの企業や家庭で使われているG3規格のFAXは、現時点では引き続き利用できます。

NTTの公式発表でも、G3規格のFAXはPSTN移行後も使い続けられるとされています。つまり「FAX=すぐに終了」というわけではないのです。

ただし、この「引き続き利用できる」という状態がいつまで続くのかは、まだ確定的ではありません。PSTN移行の影響で、回線品質や料金体系に変化が生じる可能性は十分に考えられます。

FAX関連サービスの終了事例も進行中

FAXの規格とは別に、FAXに関連するサービスが終了しているケースもあります。

たとえば、「FAXお知らせメール」というサービスがあります。これは、届いたFAXをメールで知らせてくれる便利なサービスだったのですが、2026年3月16日で新規の受付が終了しました。そしてこのサービス自体は、2028年3月31日に完全に終了する予定です。

このように、FAX自体が使えるかどうかとは別に、周辺サービスの終了が進んでいる点にも注意が必要です。

企業ではFAX廃止の動きも

実際に、FAXを廃止する企業も出てきています。

2026年4月には、ある企業がFAXを完全に廃止したという事例も報告されています。DX(デジタルトランスフォーメーション)やペーパーレス化の流れの中で、「FAXを見直そう」という動きは確実に広がっているのです。

とはいえ、まだまだFAXを使い続けている企業も多く、特に取引先との関係で「FAXしか受け付けていない」というケースも少なくありません。

じゃあ、FAXはいつまで使えるの?

ここまでの情報をまとめると、こんな感じになります。

  • G4規格のFAX:すでに使えない(2025年1月終了)
  • G3規格のFAX:現時点では使える。今後も当面は使える見込み
  • FAX関連サービス:それぞれ終了時期が設定されているものがある

つまり「FAXがいつまで使えるか」は、「どのFAXを使っているか」と「どのサービスを使っているか」によって答えが変わるんです。

だからこそ、まずは自分の会社や家庭で使っているFAXの規格を確認すること。そして、利用しているサービスがあれば、その終了予定をチェックすることが第一歩になります。

FAXの代替手段を考えておくべき理由

まだG3規格のFAXは使えるとはいえ、将来的なことを考えると「FAXなしでもビジネスが回る仕組み」を準備しておくのが安心です。

なぜなら、PSTN移行の影響が今後どのように出るかが完全には読み切れないからです。また、周辺サービスの終了が相次いでいることからも、FAX依存度を下げていく流れは止まらないでしょう。

そこで検討したいのが、クラウドFAXサービスなどの代替手段です。

クラウドFAXサービスとは

クラウドFAXとは、インターネット回線を使ってFAXの送受信ができるサービスのこと。

専用のFAX機器が不要で、パソコンやスマートフォンから送信できますし、受信したFAXもデータとして受け取れます。ペーパーレス化にもつながり、リモートワークにも対応しやすいというメリットがあります。

PSTN移行の影響を受けにくいという点でも、有力な選択肢になるでしょう。

代替手段を検討する際のポイント

クラウドFAXサービスを選ぶときは、いくつかのポイントを確認しておくと失敗しにくいです。

まず、自社の業務フローに合っているかどうか。取引先からのFAXを今まで通り受け取れるのか、送信元の表示はどうなるのかなど、細かい部分までチェックしましょう。

次にコストです。従来のFAXにかかっていた電話代や機器の維持費と比べて、どれくらい負担が変わるのかを試算してみるとよいでしょう。

また、既存のシステムやメールとの連携がしやすいかどうかも、重要な判断材料になります。

よくある質問

Q1. 今すぐFAXをやめるべきですか?

それは、あなたの状況によります。

取引先がまだFAXをメインで使っているなら、すぐにやめるのは難しいでしょう。ただし、G4規格のFAXを使っているなら、すでに使えなくなっているので、すぐに何らかの対応が必要です。

Q2. G3規格のFAXも将来使えなくなりますか?

現時点では、G3規格のFAXは引き続き利用できるとされています。

ただし、PSTN移行が完全に終わったあとの回線品質や料金、サービス内容は不確かな部分もあります。将来的な動向には注目しておく必要があります。

Q3. FAXの規格ってどうやって確認すればいいですか?

FAX機器の取扱説明書や本体のラベルを確認すると、規格が書かれていることが多いです。

「G3」または「G4」と表示されているはずです。わからない場合は、メーカーのサポートに問い合わせるのが確実です。

Q4. クラウドFAXに切り替えると、取引先に迷惑がかかりませんか?

送信元の番号や送信方法によっては、取引先には従来のFAXと変わらず届くように設定できるサービスが多いです。

ただし、サービスによって仕様が異なるので、導入前に取引先の受信環境や自社の送信ルールを確認したうえで選ぶことをおすすめします。

まとめ:FAX環境は変化の過渡期にある

FAXがいつまで使えるか――この問いの答えは、使っているFAXの規格やサービスによって異なります。

G4規格のFAXはすでに使えませんが、G3規格のFAXは現時点でも引き続き使えます。ただし、PSTN移行や各サービスの終了にともない、FAXを取り巻く環境は確実に変化の途中にあります。

だからこそ、今のうちに自分のFAX環境を確認し、必要に応じて代替手段を検討しておくことが大切です。

「まだ使えるから大丈夫」ではなく、「いつか使えなくなったときのために準備しておく」というスタンスが、これからの時代には合っているのかもしれません。

まずは、職場や自宅で使っているFAXの規格を調べてみるところから始めてみてください。それが、次の一歩を考えるきっかけになるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました