売ってない本もあきらめない!書店での取り寄せ方法と絶版本の入手ルート

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本屋さんに行っても「売ってない……」という経験、一度はありますよね。欲しかった本が店頭にないと、なんとなくあきらめてしまいがち。でも、実は「売ってない」本のほとんどは、書店に頼めば取り寄せてもらえるってご存知でしたか?

この記事では、売ってない本をどうやって手に入れるのか、書店での取り寄せ方法を中心に、もしも絶版でどうしても手に入らない場合の最終手段まで、くわしく解説していきます。

まず知っておきたい「取り寄せ」ってどんなサービス?

書店で「取り寄せ」を依頼することを、業界用語で「客注(きゃくちゅう)」と呼びます。つまり、お客さんからの注文に基づいて、書店が本を発注するサービスです。

仕組みはシンプルで、あなたが欲しい本の情報を書店に伝えると、書店は取次(とりつぎ)と呼ばれる問屋のような会社を通じて出版社に発注します。出版社に在庫があれば、通常1週間から2週間ほどで書店に届き、受け取ることができます。

大切なのは、この取り寄せサービスには基本的に手数料や送料はかからないということ。本の定価だけで手に入るのが一般的です。

ただし、絶版(出版社の在庫が完全になくなった状態)になっている本は、このルートでは取り寄せできません。その点はあらかじめ理解しておきましょう。

売ってない本の取り寄せに必要な情報とは?

書店で取り寄せを頼むときにスムーズに進むのは、以下の情報をそろえておくことです。

必要な情報補足
書名正確なタイトル
著者名編集者名の場合も
出版社名文庫・新書の区別も
ISBN(国際標準図書番号)13桁または10桁の番号。これがあると最も確実

とくにISBNは、同じタイトルでも版や装丁が違うと異なる番号になるため、絶対に間違えたくない本ほど伝えるようにしましょう。本の裏表紙や奥付(おくづけ)に記載されています。

もしISBNがわからなくても、書名・著者名・出版社名が正確なら、書店の店員さんが調べてくれます。ただ、似たタイトルの本が複数あると混乱する可能性もあるので、できるだけISBNを用意しておくのが安心です。

【最新】アプリで簡単取り寄せ「ほんらぶ」の使い方

最近では、わざわざ店頭に行かなくても、スマホアプリで在庫確認から取り寄せ注文まで完結できるサービスが登場しています。その代表格が、ほんらぶというアプリです。

ほんらぶ

ほんらぶとは?

大手取次会社の日販が提供するアプリで、全国約1,000店舗のリアルタイム在庫を検索できます。さらに、約800店舗では「お急ぎ取り寄せ」が可能で、最短5秒で注文が完了するというスピード感が魅力です。

ほんらぶのメリット

  • アプリ一つで在庫確認から注文まで完結
  • 取り寄せ手数料・送料が無料
  • 受け取りは店頭で、商品代金はそのときに支払う
  • ポイントカード連携でお得に買えるお店もある
  • スマホがあれば、いつでもどこでも注文できる

とくに時間がない人や、近くの書店に在庫があるか気軽に調べたい人には、とても便利なサービスです。

ほんらぶのデメリットと注意点

  • 在庫情報は完全なリアルタイムではなく、予約分や取り置き分を含む場合がある
  • 店頭の実際の在庫と異なる可能性がある
  • 登録されている書店が全国約1,000店舗と、すべての書店が対象ではない
  • 注文確定後のキャンセルは基本的にできない

アプリの口コミを見ると「在庫ありと表示されていたのに店頭にはなかった」という声もあるので、重要な本ほど、アプリで確認したあとに念のため書店に電話で確認するのが確実です。

従来の方法:書店の店頭で直接取り寄せを頼む

スマホアプリを使わなくても、もちろん従来通り書店で直接頼むこともできます。書店のレジやカウンターで「本を取り寄せたいんですけど」と声をかければOKです。

店頭注文のメリット

  • アプリを使わなくてよい
  • 店員さんに直接相談できる
  • 全国チェーンの書店ならどこでも利用できる場合が多い

店頭注文のデメリット

  • 書店に行く手間がかかる
  • 混雑時は待ち時間が発生する
  • 注文から入荷まで1週間~2週間ほどかかることが多い

どの方法が自分に合っているかは、時間的余裕やスマホの使いやすさで判断するとよいでしょう。

取り寄せ注文後の流れを知っておこう

アプリでも店頭でも、取り寄せを申し込んだあとの流れはだいたい以下の通りです。

  1. 注文内容の確認(アプリなら通知、店頭なら伝票など)
  2. 書店から出版社へ発注
  3. 出版社から書店へ入荷
  4. 書店から連絡(アプリ通知・メール・電話など)
  5. 店頭で受け取り&支払い

気をつけたいのは、連絡が来ない場合の対応です。書店によっては入荷予定日を過ぎても連絡が来ないことがあります。そんなときは、遠慮なく書店に問い合わせてみてください。「伝言を残しておく」「折り返し連絡する」などの対応をしてくれるところが多いです。

もしも絶版で取り寄せできなかったら?絶版本の入手ルート

「出版社に在庫がない」という理由で取り寄せができなかった場合、その本は「絶版」の可能性が高いです。でも、そこで終わりではありません。絶版本を手に入れる方法はいくつかあります。

絶版本を新刊で手に入れる「ジュンク堂戦略」

大手書店チェーンの中でも、ジュンク堂書店丸善honto)は、一般的な書店よりもはるかに多くの在庫を持っています。

なぜなら、彼らは出版社の在庫がなくても、全国にある自社の店舗ネットワークで在庫を探してくれるからです。つまり、出版社には在庫がなくても、どこかの店舗に1冊だけ残っている、というケースを拾ってくれることがあります。

手順

  1. honto(ジュンク堂・丸善のオンラインストア)で検索
  2. 在庫があればそのまま購入
  3. 店頭在庫の場合は店舗に問い合わせて取り寄せ依頼

たとえ「絶版」と表示されていても、この方法で新刊(未読・未開封)の状態で手に入る可能性があります。絶版本をどうしても新品で欲しい人は、まず試してみる価値ありです。

古本・中古品で探す

状態を問わず、とにかく手に入れたい場合は、Amazonやメルカリなどのフリマアプリ、オークションサイトが有力です。

ただし、絶版本は価格が高騰していることもあります。口コミでは「原価の3倍近くで販売されていた」という声もあるので、購入前に価格をよく確認しましょう。

メリット

  • 手軽に検索できる
  • 状態を選べる場合がある

デメリット

  • 価格が定価より高いことが多い
  • 商品の状態が写真だけでは判断しにくい

購入するときは、出品者の評価や商品説明をしっかり読みましょう。

図書館で借りる

所有したいわけではなく、「とにかく読みたい」という目的なら、図書館の貸出も選択肢です。あなたの住む自治体の図書館に所蔵がなくても、全国の図書館ネットワークで取り寄せてくれる「相互貸借」サービスがあります。

  • メリット:無料
  • デメリット:所有できない、貸出期間が限られる

購入前に内容を確認したい場合にも便利です。

復刊リクエストという最終手段

どうしても新品で手に入れたい絶版本がある場合、最後の手段が「復刊(ふっかん)」です。

復刊ドットコム

復刊ドットコムは、ユーザーからのリクエストを集め、一定数を超えると出版社に働きかけて復刊を実現するサービスです。過去に6,000タイトル以上の復刊実績があり、会員数は50万人を超えています。

ただし、リクエストをすれば必ず復刊されるわけではなく、時間もかかります。「どうしても欲しい」という熱意がある人向けの最終手段として覚えておきましょう。

売ってない本の取り寄せに関するよくある質問

Q. 取り寄せに手数料はかかりますか?

A. 基本的にはかかりません。 書店での取り寄せも、アプリ「ほんらぶ」での取り寄せも、手数料・送料は無料が一般的です。支払うのは本の定価のみです。

Q. 未成年でも取り寄せできますか?

A. できます。 年齢制限はありません。中学生でも自分の名前で注文できます。ただし、受け取り時に代金を支払う必要があるので、お金は準備しておきましょう。

Q. 注文したあとにキャンセルできますか?

A. 基本的にはできません。 書店が出版社に発注した時点でキャンセルは受け付けてもらえないことがほとんどです。注文するときは「本当に欲しい本か」をしっかり確認してからにしましょう。

Q. 取り寄せの連絡が来ない場合はどうすればいいですか?

A. まずは注文した書店に問い合わせましょう。 入荷が遅れている場合や、連絡漏れの場合があります。店頭で注文した場合は伝票番号を控えておくとスムーズです。

売ってない本との向き合い方

書店にない本は、あきらめる前にまず「取り寄せ」を試してみましょう。アプリを使えばスマホひとつで完結し、店頭に行けば店員さんの助けを借りられます。

それでもダメな場合は、絶版の可能性が高いですが、ジュンク堂戦略や古本、復刊リクエストなど、まだまだ打つ手はあります。

一番大事なのは、「売ってない」=「手に入らない」ではない、ということ。本との出会いをあきらめずに、自分に合った方法で探し続けてみてください。きっと、欲しかった1冊にたどり着けるはずです。

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