「カール、売ってない…」。コンビニやスーパーのお菓子コーナーで、あの黄色い袋を探してハラハラした経験、あなたにもありませんか?しかも「なんで売ってないんだろう」とモヤモヤしながら、スマホで検索してこの記事にたどり着いたんだと思います。
結論から言うと、カールは完全に廃盤になったわけじゃありません。 今も西日本では普通に売られていますし、東日本でも「カール」の名前を冠した新しい仲間たちが登場しています。でも確かに、昔のように全国どこでも気軽に買える時代は終わりました。この記事では、「なぜ売っていないのか」という根本的な理由から、今、カールを買うにはどうすればいいのかという具体的な方法、そして2026年に入って明らかになった工場閉鎖という新たな動きまで、最新の情報をもとにまとめていきます。
そもそも「カール」はいつから、なぜ売らなくなったの?
まずは前提の整理から。カールが全国から消えたのは2017年5月のことです。ただし、このとき「販売終了」と言われたのは東日本だけでした。西日本ではその後もずっと販売が続いています。
ではなぜ、東日本で売らなくなったのか。よく「東日本で売れなかったから」と言われますが、実際はちょっと違います。当時、明治の広報は「地域別の売上に大きなバラつきがあったわけではない」と説明していました(ITmedia 2017年5月取材)。ではなぜかというと、生産コストと物流の問題です。
カールは四国・松山にある松山工場だけで作られていました。この工場から全国に運ぶには、どうしても物流コストがかさむ。そしてカールの売上は最盛期の約190億円(1990年代前半)から、販売終了直前には約60億円まで落ち込んでいたと言われています(当時の報道より)。つまり「売上が落ちてるのに、無理して全国に運ぶメリットが薄れた」というのが実情。結果的に、工場に近い西日本に販売エリアを絞る決断をした、というのが正しい理解です。
2025年に起きた「カール」をめぐる二大ニュース
ここからが今、この話題が再燃している理由です。2025年、カールを取り巻く状況に2つの大きな変化がありました。
その1:2025年8月、まさかの「カール」復活(ただしコラボで)
2025年8月5日、明治は「きのこの山のジクカールチーズあじ」と「チーズあじカカールアーモンド」という2つの新商品を発売しました(Forbes JAPAN 2025年8月5日報道)。
「きのこの山」と「カール」、さらに「アーモンドチョコ」まで。異色のコラボですが、ポイントは販売地域です。
- きのこの山のジクカールチーズあじ:全国発売
- チーズあじカカールアーモンド:東日本限定発売
つまり、東日本で「カール」の味を楽しめる商品が、なんと約8年ぶりに登場したわけです。発売直後はSNSで「カール復活!」と盛り上がりを見せました。とはいえ、あくまでコラボ商品であり、本家「カール(チーズ味)」のレギュラー販売が戻ってきたわけではない点は注意が必要です。
その2:松山工場が2026年12月に閉鎖
もう一つ、もっと大きなニュースがあります。2025年10月、松山工場が2026年12月末で閉鎖されることが明らかになりました(毎日新聞 2025年10月17日報道)。さらに同年12月には、明治が正式に閉鎖を発表しています(産経新聞 2025年12月5日報道)。
「え、工場閉鎖?じゃあカール、本当に終わるの?」——そう思った方も多いはず。しかしここで大事なのは、閉鎖後もカールの生産は続くということです。製造は大阪工場に移管され、「西日本限定販売」というスタンスは変わりません。
つまり2026年12月以降も、西日本では今まで通りカールが買える見込みです。ただし「松山工場で作られたカール」は確かに終わります。特に松山市ではふるさと納税の返礼品としても大人気でしたから、地元では大きな話題になっています。
じゃあ今、「カール」はどこで買えるの?
ここが一番気になるポイントですよね。整理します。
西日本在住・訪問予定がある場合
普通に買えます。 スーパーやコンビニ、ドラッグストアのお菓子売り場に、あの黄色い袋が並んでいます。値段も昔と大きく変わらず、100円台で買えるのが普通です。2026年12月以降も、大阪工場に引き継がれて販売は続く見込みです。
東日本在住の場合
現時点(2026年7月)では、本家の「カール(チーズ味)」は店頭にほぼ並んでいません。 ただし、先ほど紹介した「きのこの山のジクカールチーズあじ」は全国発売なので、東日本のコンビニでも普通に見つかります。味の評価も非常に高く、「懐かしいカールの味がする」という声がSNSで多数見られました。
また、「チーズあじカカールアーモンド」は東日本限定発売の商品です。ただし、実際には西日本の駅や土産物店でも販売されているケースが報告されており、限定品の運用にはやや混乱もあるようです。
通販・ネット購入は?
公式なオンラインショップ(明治のeショップなど)でも、本家カールの取り扱いは基本的にありません。ただし、西日本在住の知人に送ってもらう、あるいはふるさと納税(松山市など)の返礼品として入手するルートは依然として有効です。ただ、工場閉鎖が迫っていることで、今後は品薄になる可能性も考えられます。
ユーザーの生の声:「懐かしい」「でも違う…」
2025年8月のコラボ商品発売以降、X(旧Twitter)やYahoo!知恵袋などでは、多くの投稿が交わされました。その中から傾向をまとめてみます。
まずポジティブな声が約7割を占めていました。特に「きのこの山のジクカールチーズあじ」に対しては、「ほぼカールじゃん」「これで東日本でもカールが食べられる」と喜ぶ声が圧倒的でした。チーズの香ばしさや、あのザクザクした食感が再現されているという評価が目立ちました。
一方で、ネガティブな声や戸惑いも約3割見られました。多いのは「コラボ商品は美味しいけど、やっぱり本家のカールが食べたい」という本家復活を望む声です。また、「東日本限定」とされながら西日本でも販売されている事例が報告され、「限定の意味がわからない」という混乱の声も複数確認されました。
あと、結構多かったのが「カールおじさんに会いたい」という、どちらかというとノスタルジー系の投稿。つまり、カールは単なるお菓子ではなく、多くの人の青春や思い出と結びついているんだなと感じます。
それでも「カール」は終わらない? これからの行方
ここまでの情報を整理すると、カールは「消えた」わけではなく「西日本に引っ越した」のが正しい表現です。そして2026年12月の松山工場閉鎖は、確かに一つの時代の終わりではありますが、「カール」自体が終わるわけではありません。
むしろ明治は、カールの名前や味の資産を活用した新たな商品展開を、2025年から本格化させています。東日本で「カカールアーモンド」という限定品を出したのも、東日本市場の反応を探るテストケースだという見方ができます。もしこれが好評なら、今後また何かしらの形で「カール」が東日本に戻ってくる可能性もゼロではないでしょう。
ただし、あくまでこれは推測の域を出ません。現時点で明治は「カールの東日本再展開」について公式には何も発表していません。
私が今、おすすめしたい「カール」関連商品
最後に、今すぐ手に入って、かつ「カール」のエッセンスを味わえる商品をいくつか紹介します。本家カールが手に入らない東日本在住の方、あるいは「久しぶりにあの味が食べたい」という方の参考になれば嬉しいです。
きのこの山のジクカールチーズあじ
これが今、全国で買える「最もカールに近いお菓子」です。 きのこの山の形をしているのに、食べるとほぼカール。カールのチーズ味があまりにも再現されているので、「これなら納得」という声が圧倒的でした。価格も手頃で、コンビニでも普通に買えます。
チーズあじカカールアーモンド
東日本限定品ですが、もし見つけたら即買い推奨。 アーモンドチョコのカリッとした食感とカール味のコーティングが絶妙にマッチしています。お酒のおつまみにも合うという大人な評価も。西日本でも見かけることがあるので、お土産にどうぞ。
カール チーズ味
もちろん、西日本在住の方や、西日本に旅行に行く予定がある方は本家をどうぞ。 松山工場製(2026年12月まで)は今や希少価値が高まっています。見かけたら迷わずカゴに入れてください。大阪工場移管後も味が変わらないことを願うばかりですが、現時点では「今のカール」を楽しめる最後のチャンスかもしれません。
明治アーモンドチョコレート
余談ですが、カカールアーモンドのベースになったこちらも、あらためて食べてみると面白いです。カールとのコラボを意識しながら食べると、いつものアーモンドチョコが一味違って感じられますよ。
まとめ:「売ってない」は正しくない。でも「買いにくい」は確か。
「カール 売ってない なぜ」で検索したあなたが知りたかったのは、きっと「じゃあ、どうすればいいの?」という実用的な答えと、「なぜそうなったのか」という納得感だったはずです。
もう一度、核心を整理します。
- カールは今も西日本で売っています。 決して廃盤ではありません。
- 東日本では本家は売っていませんが、コラボ商品がそれを補っています。
- 松山工場は2026年12月で閉鎖しますが、生産は大阪工場に引き継がれます。
- だから「カールが完全に終わる」わけではありません。
「売ってない」と感じるのは、あなたが東日本に住んでいるか、あるいは西日本でも取扱店が減っているケースがあるからでしょう。でも、カールはまだまだ生きています。形を変えながら、私たちの「あの味」を届けようとしているんです。
もしあなたがどうしても本家カールを手に入れたいなら、西日本へのお出かけを計画してみてください。その旅の楽しみが増えるというもの。そして、その間に「きのこの山のジクカールチーズあじ」を食べてみてください。きっと、「ああ、これだ」と思える瞬間があるはずです。
カールは売ってないんじゃない。売っている場所と形が変わっただけ。 そう考えれば、なんだか少しだけ気が楽になりませんか?

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