「夏にいちごって、どこにも売ってない…」そう思って諦めていませんか?
実は、夏でもいちごはちゃんと手に入ります。ただ、冬春のシーズンと同じ感覚で近所のスーパーを探しても見つからないだけで、調達ルートを変えれば十分入手可能です。結論から言うと、国産の夏いちごは主に高冷地で栽培されており、一般のスーパーにはほとんど並びません。しかし、高級スーパーや産直EC、業務用卸サイトを活用すれば、品質の高い生いちごを夏場でも確実に買うことができます。
この記事では、2026年7月時点の最新情報をもとに、夏にいちごを買える場所と、確実に手に入れるための具体的な方法を徹底解説していきます。
夏にスーパーでいちごが見つからない本当の理由
多くの人が最初にぶつかる壁が「スーパーにない」という現実です。これにはきちんとした理由があります。
日本で栽培されているいちごの大部分は、冬から春にかけて収穫される「促成栽培」という方法で育てられています。いちご本来の旬は春から初夏ですが、ハウス栽培や温度管理によって12月から5月頃まで出荷が行われるのが現在の主流です。そのため、6月を過ぎると生産量がガクッと落ち込み、スーパーの棚から姿を消すというわけです。
では、夏場に全くいちごが栽培されていないかというと、そうではありません。北海道、東北、長野県などの高冷地では、夏の涼しい気候を活かした「夏秋いちご」が生産されています。夏秋いちごは、冬春いちごと比べると生産量が非常に少なく、かつ価格も高めに設定されているため、スーパーの通常の棚には並びにくいというのが実情です(Japan Fruits、2023年)。
つまり、「スーパーにない=日本にいちごがない」ではないんです。むしろ、スーパー以外のルートを知っているかどうかが、夏にいちごを手に入れられるかどうかの分かれ目になります。
夏に買える国産いちごの品種を知っておこう
夏にいちごを探す前に、どんな品種があるのかを知っておくと、選びやすくなります。
夏秋いちごの代表的な品種としては、長野県の「サマーリリカル」、宮城・福島・青森産の「すずあかね」、青森県の「赤い妖精」、そして「サマープリンセス」などがあります。これらの品種は、冬春いちごに比べて果肉がしっかりしているものが多く、甘みと酸味のバランスが特徴です(大宮まるしぇいちご、2026年)。
また、関東地方では埼玉県がオリジナル品種の開発に力を入れています。埼玉県公式発表(2026年4月15日)によると、「かおりん」「あまりん」「べにたま」といった品種の情報が更新されており、これらの品種は1月から5月が出荷の中心時期ですが、直売所などでは夏場でも入手できる可能性があります。特に「あまりん」は酸味が控えめで甘みが強いのが特徴です。
こうした品種を知った上で、次は具体的にどこで買えるのかを見ていきましょう。
夏のいちごを確実に手に入れる5つのルート
それでは本題です。夏にいちごを買える場所を、ルート別に見ていきます。
高級スーパー・専門店を狙う
成城石井や紀ノ国屋などの高級スーパー、または百貨店の地下食品売り場は、夏場でも国産いちごを扱っている可能性が高いです。これらの店舗は、一般のスーパーよりも仕入れルートが多様で、高冷地の農家と直接取引しているケースもあります。
価格帯は200g入りで600円から900円程度が相場です。一般のスーパーよりは高めですが、その分鮮度が高く、国産の風味を楽しめるのが魅力です。ただし、入荷数が非常に少ないため、運よく見つけたらその場で購入するのがおすすめです。
コストコで輸入品をまとめ買いする
「どうしても大量に欲しい」「とにかく手に入ればいい」という場合は、コストコのアメリカ産いちごが有力な選択肢になります。コストコでは、カリフォルニア産の「Driscoll’s(ドリスコルズ)」ブランドのいちごが通年で販売されており、約850g入りで1,398円から2,098円程度で購入できます。
ただし、ここで注意したいのが味わいです。アメリカ産のいちごは大粒で見た目は立派ですが、国産のいちごと比べると甘みや香りは控えめと言われています。また、輸入品のため鮮度のバラつきもあります。購入時にはパッケージをよく見て、傷んでいないか、水滴が多くないかを確認するのが鉄則です(Japan Fruits、2025年)。
用途としては、ジャムやソースに加工する、かき氷のトッピングで見た目を重視する、といったシーンに向いています。そのまま生食で「甘いいちご」を期待する場合は、別のルートを検討したほうが良いでしょう。
産直ECで農家から直接届けてもらう
近年、利用者が増えているのが「食べチョク」や「ポケットマルシェ」などの産直ECサービスです。これらのサイトでは、夏秋いちごを栽培している農家が直接出品しており、収穫したてのいちごを自宅に届けてもらえます。
価格は1箱(1kg前後)で3,000円以上になることが多く、決して安くはありません。しかし、鮮度はピカイチで、スーパーでは味わえない「もぎたて」の風味を楽しめるのが最大のメリットです。品種も「サマーリリカル」や「すずあかね」など、生産者がこだわりの品種を選べる場合が多いです。
予約制になっているケースもあるため、確実に欲しい場合は早めのチェックがおすすめです。
業務用卸サイトを一般利用する
ここであまり知られていない方法をご紹介します。それは、業務用卸売サイトを一般消費者も利用するという方法です。
例えば、業務用いちご直売サイトの「大宮まるしぇいちご」では、夏場でも「サマープリンセス」や「赤い妖精」などの品種を扱っています。業務用といっても、個人の小口注文を受け付けているケースが増えており、スーパーより確実に手に入るルートとして注目されています。
業務用ルートの強みは、複数の産地と契約しているため、夏場でも欠品なく安定して仕入れられる点です。一般のスーパーのように「今日は入荷なし」というハズレを引くリスクが格段に低くなります。価格は卸価格のため比較的リーズナブルで、サイズや熟度を指定できるサービスもあるので、用途に合わせた購入が可能です。
観光農園へ足を運ぶ
最後は、実際に現地へ行く方法です。夏秋いちごを栽培している観光農園は、北海道や東北、長野県に多くあります。その中でも注目なのが、栃木県の「いちごの里」です。こちらの施設は、「日本で唯一、年間を通じて国産いちごの収穫が可能」と公式で謳っており、夏場でもいちご狩りや直売を楽しめます(いちごの里オンラインショップ、2026年)。
いちご狩り体験と合わせて、その場で購入できる直売所を利用するのも良いでしょう。遠出になるので気軽には行けませんが、家族旅行や帰省ついでに立ち寄る価値は十分にあります。
夏のいちご調達ルートを徹底比較!あなたに合うのはどれ?
ここまでいろいろなルートを紹介してきましたが、結局どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。そこで、各ルートの特徴を一覧表にまとめました。
| 調達ルート | 代表的な品種・商品 | 価格帯の目安 | 鮮度 | 夏場の確実性 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|---|
| 高級スーパー(成城石井など) | 長野県産「彩夏」、北海道産「すずあかね」 | 200g 600〜900円 | 高い(国産) | 中(店舗により異なる) | 少量で高品質を求める人 |
| 量販店(イオンなど) | 国産(産地不明)または輸入品 | 1パック 300〜500円 | 中 | 低(ほぼ扱いなし) | 近所で運試ししたい人 |
| コストコ | アメリカ産「Driscoll’s」 | 約850g 1,398〜2,098円 | 低〜中(輸入) | 高い(通年安定) | 大量消費・コスパ重視の人 |
| 産直EC(食べチョクなど) | 農家直送「サマーリリカル」など | 1箱(1kg前後)3,000円〜 | 非常に高い(朝採れ) | 中(予約が必要な場合も) | 品質にこだわる人 |
| 業務用卸(直売サイト) | 業務用「サマープリンセス」「赤い妖精」 | 4パック(サイズ指定可)〜要問合せ | 非常に高い(産直) | 高い(複数産地と契約) | 確実に仕入れたい人・まとめ買いしたい人 |
この表を見るとわかる通り、「とにかく確実に手に入れたい」というニーズに最も応えてくれるのは業務用卸とコストコです。一方で、「味や鮮度を妥協したくない」という場合は、産直ECや高級スーパーが適しています。自分の優先順位を決めて、ルートを選んでみてください。
夏いちごを買う前に知っておきたいこと
ここからは、実際に夏いちごを購入する際の注意点や小ネタを紹介します。
価格はシーズン中より高いと覚悟する
夏いちごの価格は、冬春のシーズン中と比べてどうしても高くなります。生産量が少ないことと、輸送コストがかかる高冷地からの出荷が多いことが理由です。お店で見かけたときに「高っ!」と驚くかもしれませんが、それだけ希少価値がある証拠です。美味しいと思ったら、ご褒美として自分に許してあげてくださいね。
保存方法で鮮度が大きく変わる
いちごは非常にデリケートな果物です。特に夏場は気温が高いので、購入したらすぐに冷蔵庫へ。食べる直前まで洗わず、キッチンペーパーで包んでから保存容器に入れると、鮮度をキープしやすくなります。また、いちご同士が重ならないように並べるのがコツです。
SNSやQ&Aサイトの口コミから見えるリアルな声
夏にいちごを探している人たちの声をSNSやQ&Aサイトで見てみると、「近所のスーパーを何件回ってもない」という不満の声が圧倒的に多いのがわかります。一方で、「イオン(大型スーパー)でたまたま見つけた」「通販で取り寄せたらとても甘かった」といった成功報告もちらほら。共通しているのは、「スーパーに行けばある」という前提で探し始めると、ほぼ確実に徒労に終わるという点です。
つまり、夏にいちごを買うには「スーパー以外の場所を最初から当たる」というマインドチェンジが何より重要なんです。
夏でもいちごを楽しむためのおすすめ商品
最後に、実際に購入可能な夏いちご関連の商品をいくつか紹介します。これらを参考に、あなたにぴったりのいちごを探してみてください。
コストコで通年販売されているアメリカ産の大粒いちご。とにかく手軽に大量のいちごを確保したい方や、ジャムやソースなど加工用途に使いたい方におすすめです。価格も1kgあたり2,000円前後と、この時期の国産品と比べるとリーズナブルです。
産直ECの代表格である食べチョクでは、夏秋いちごを栽培する農家の商品が随時出品されています。農家から直送されるため鮮度が抜群で、品種も「サマーリリカル」など選りすぐりのものが届きます。そのまま生食でいちごの美味しさを堪能したい方にぴったりです。
長野県を中心に栽培される夏秋いちごの代表品種です。果肉がしっかりしていて甘みが強いのが特徴。産直ECや高級スーパーで見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。夏のスイーツタイムを格上げしてくれる一品です。
宮城県や福島県、青森県で栽培されている夏秋いちごの品種。ほどよい酸味と甘みのバランスが良く、いちご本来の風味を楽しめます。生食はもちろん、ケーキのトッピングにも最適です。
夏にいちごを買うのは、シーズン中よりもひと手間かかります。でも、その分手に入れたときの喜びはひとしおです。この記事で紹介したルートを参考に、ぜひあなたなりの「夏いちご」を見つけてみてください。

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