SEOキーワード選定で最も間違えやすいポイント。「検索ボリューム」より先に考えるべきこと

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SEOキーワード選定をこれから始めようとしているあなた。まずは検索窓にどんな言葉を入れるか、あれこれ考えているところでしょう。でもちょっと待ってください。あなたはいま、もしかすると「検索ボリュームが大きいキーワードを狙わなきゃ」というプレッシャーに押されていませんか?

結論から言います。キーワード選定で最初に考えるべきは「検索ボリューム」ではなく「そのキーワードで検索する人が、あなたの商品やサービスにどれくらい近いか」という顕在化度です。そして、狙うキーワードはビッグワードではなく、勝てるロングテールキーワードから始めるのが、これからのSEOにおける鉄則です。

SEOキーワード選定、最初にやるべき“たった1つの”軸の見直し

SEOキーワード選定の解説記事をいくつか読むと、必ず出てくるのが「検索ボリューム」と「競合性」の二軸。もちろんこの二つは大事なんですが、実はもう一つ、多くの初心者が見落としている重要な軸があります。それが顕在化度、つまり「そのキーワードで検索しているユーザーが、どれだけ商品購入やサービス申し込みに近い状態か」という軸です。

たとえば「SEO」というキーワード。検索ボリュームは非常に大きいですが、検索している人の多くは「SEOって何?」という情報収集段階(Knowクエリ)です。一方で「SEO 外注」や「SEO 会社 比較」といったキーワードは、検索ボリュームは小さくても、検索者はすでに「誰かに頼もう」と考えている購買段階(Doクエリ/Buyクエリ)にいます。

Google検索セントラル(公式ガイドライン)でも、検索アルゴリズムは「ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーニーズにぴったり一致する答えを返すこと」を理想としていると明言されています(Google 検索の仕組みより)。つまり、検索意図を無視してただボリュームが大きいだけのキーワードを狙っても、Googleに「この記事は求める答えじゃない」と判断されてしまうんです。

キーワード選定の「3つの評価軸」。あなたの記事はどれを狙うべき?

では具体的に、どうやってキーワードを評価すればいいのか。よくある二軸評価に「顕在化度」を加えた三軸評価を提案します。

評価軸指標の目安優先度が高いケース優先度が低いケース
検索ボリューム月間検索数(Googleキーワードプランナー等で確認)確実なニーズの裏付けがある(月間1,000以上など)極端に少なく、記事化のリソースに見合わない
競合性(難易度)検索上位のサイトのドメインパワーや被リンク数中小規模サイトでも勝てる見込みがある(ロングテールなど)大手メディアが独占しており、太刀打ちできない
顕在化度(CV近接性)「費用」「比較」「おすすめ」「代行」などが含まれるか商品・サービスの検討段階にある(Buy/Doクエリ)単なる情報収集段階(Knowクエリ)

この表で重要なのは、どの軸を最優先するかはフェーズによって変わるということです。

たとえば、あなたがこれから立ち上げたばかりの小さなサイトで記事を書くなら、③顕在化度が高くて②競合性が低いワードを狙うのがセオリー。逆に、すでにドメインパワーがある大手サイトなら、①検索ボリュームが大きいワードに挑戦する価値が出てきます。

でも多くの初心者はこのバランスを無視して、「とにかく月間10,000検索以上のワードを狙いたい」と考えてしまいがち。そこが最初のつまずきポイントなんです。

検索意図タイプでわかる!「本当に狙うべきキーワード」の見分け方

もう一つ、キーワード選定で押さえたいのが「検索意図タイプ」の分類です。Googleの検索エンジンは、ユーザーが最終的に何を達成したいのかを重視します。キーワード選定の前に、まずそのキーワードで検索する人の本当の目的を想像してみてください。

  • 情報収集型(Know):「SEOとは」「キーワード選定 やり方」など。知識を得たい段階。
  • 比較検討型(Compare):「SEO会社 おすすめ」「SEOツール 比較」など。複数の選択肢を比べたい段階。
  • 手順・方法型(Do):「キーワード選定 手順」「SEO 設定 方法」など。実際にやってみたい段階。
  • 購入直前型(Buy):「SEO 外注 費用」「SEO 代行 申し込み」など。契約・購入を検討している段階。

ここで注意したいのは、同じキーワードでもユーザーによって意図が異なる場合があること。たとえば「SEO対策」という言葉一つとっても、「自分でやりたい」人もいれば「外注したい」人もいます。だからこそ、キーワード選定では単なる言葉の表面ではなく、その背後にあるユーザーの行動フェーズを想像することが欠かせません。

ツールで抽出した大量のキーワード、その後の“選び方”が決まっていない人が多すぎる

X(旧Twitter)やYahoo!知恵袋を調べていると、キーワード選定に関するリアルな声がいくつも見つかりました。特に多かったのが「言われた通りにツールでキーワードを大量に抽出したけど、どれを選んでいいか結局わからず手が止まった」というつまずき。「初心者向けの解説記事は多いけど、実際に自社サイトでどう落とし込むかが書いていない」という不満も散見されました。

つまり、多くの人がキーワードを“抽出”するところまではできても、“選定”するところで詰まっているんです。これは非常に重要な気づきです。

そこで役立つのが、先ほどの三軸評価です。抽出したキーワードのリストを、検索ボリューム・競合性・顕在化度の3つの観点で並べ替えてみてください。すると、自社のリソースや目的に合わせて「今すぐ書くべきワード」「後回しにしていいワード」「そもそも狙わないワード」が自然と見えてきます。

キーワード選定の前に「社内ヒアリング」をしよう。その理由

もう一つ、上位記事にはあまり書かれていないけど非常に効果的な方法があります。それは社内のカスタマーサポートや営業部隊へのヒアリングです。

なぜか。彼らは毎日、実際の顧客と会話し、顧客が生で使う言葉を集めているからです。たとえばあなたの会社の商品を「何と呼んでいるか」「どんな悩みを解決したいと言っているか」——これらはツールからは絶対に拾えない、金の卵みたいなキーワードの宝庫です。

ツールで抽出したキーワードはあくまで「検索されている言葉」。でも、実際に商談や問い合わせで使われる言葉は「購買につながる言葉」である確率が非常に高い。キーワード選定はツールから始めるのではなく、まず自社の「顧客の声」から始めてみてください。その上で、足りない部分をツールで補うという順序が、結果的にコンバージョンに強いキーワード選定につながります。

「スモールキーワード」から始める理由。そして勝ちパターンへ

さて、ここまでの話を踏まえると、結論はもう見えてきましたね。最初に狙うべきは、検索ボリュームが大きくなくても、顕在化度が高くて競合が弱い「スモールキーワード」 です。

これは決して「大きなワードを諦めろ」という意味ではありません。スモールキーワードで着実に実績を作り、ドメインパワーを積み上げてから、徐々にボリュームの大きいワードに挑戦していく——これが現実的でかつ効率的なSEOキーワード選定の勝ちパターンです。

なぜなら、Googleの評価基準であるE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)は、一朝一夕に獲得できるものではないから。スモールワードで「このサイトは役に立つ」という信頼を積み重ねてから、大きいワードに挑むほうが、結果的に上位表示までの時間も短縮できます。

SEOキーワード選定、最終判断のフロー

最後に、今回の話を整理した判断フローを載せておきます。キーワードを選ぶたびに、この流れで考えてみてください。

  1. そのキーワードで検索するユーザーは、どのフェーズにいるか?(情報収集・比較検討・手順方法・購入直前)
  2. そのフェーズは、あなたのビジネスゴールと合致しているか?
  3. そのキーワードで、現実的に上位表示できる見込みはあるか?(競合サイトの強さをチェック)
  4. もし競合が強いなら、もっと細かいロングテールのバリエーションはないか?

この4つの問いに答えながらキーワードを絞り込んでいけば、ツールの数字に振り回されることなく、「書く意味のある記事」 を生み出すための軸が必ず見えてきます。

SEOキーワード選定は、決して難しい作業ではありません。ただ、「何を基準に選ぶか」を間違えなければ、誰にでもできるものです。今日からあなたも、検索ボリュームだけの数字に惑わされず、ユーザーの本当の意図と、自社のビジネスゴールを結びつけるキーワード選定を始めてみてください。


【おすすめキーワード調査ツール】
キーワード選定を効率化するためのツールをいくつか紹介しておきます。

Googleキーワードプランナー
無料で使えるGoogle公式のキーワード調査ツール。検索ボリュームや予想CPCの確認に必須です。Google広告アカウントがあれば誰でも利用できます。

ラッコキーワード
サジェストキーワードの抽出に特化した国内シェアNo.1のツール。検索窓に入力する手間を一括で自動化でき、大量のアイデア出しに便利です。

ahrefs
有料ツールですが、競合サイトの被リンク分析やキーワード難易度の把握に世界で最も信頼されているツールの一つ。本格的にSEOに取り組むなら検討価値があります。

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