「M1 Mac、まだ買い替えなくていいのかな?」「あと何年くらい使えるんだろう?」——そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
2020年に登場したM1チップ搭載Macは、今でも多くの人に愛用されています。でも、最新のOSにアップデートできなくなったらどうしよう、セキュリティ面が心配——そんな不安が頭をよぎることもあるはず。
この記事では、M1 Macの今後のサポート見通しを、Appleの公式発表をベースに整理しながら、具体的な買い替え判断の目安をお伝えします。
M1 Macは今、どのような状況なのか
まずは現状を整理しておきましょう。
M1チップを搭載したMacは、2020年11月にM1 MacBook Air、M1 MacBook Pro、M1 Mac miniとして登場しました。その後、M1 iMacやMac Studioにも搭載され、AppleのIntelからApple Siliconへの移行を象徴する存在となりました。
今でも多くのユーザーが現役で使い続けており、中古市場でも根強い人気を誇っています。実際のところ、M1 Macは今すぐ使えなくなるような状況ではありません。
M1 Macのサポートはいつまで続くのか
結論から言うと、M1 Macの具体的なサポート終了日はAppleから公式発表されていません。ただし、2025年のWWDCでの発表から、重要な手がかりを得ることができます。
Appleが公式に発表したこと
2025年6月9日のWWDC 2025で、AppleはmacOS Tahoe(macOS 26)がIntel Mac最後のメジャーアップデートになると発表しました。これはつまり、Intel搭載MacはmacOS 26が最後の大きなOSアップデートとなることを意味します。
そして重要なのは、この発表でApple Silicon搭載Macは引き続きサポート対象と明言されていることです。M1 MacはApple Silicon搭載機種なので、Intel Macとは別のサポートロードマップに乗っています。
Intel Macのサポート終了から読み解く
同じ発表の中で、Intel Macには2028年秋までセキュリティアップデートが提供される見込みであることも伝えられました。Intel Macは販売終了から約7年後のタイミングでメジャーアップデートが終了し、その後も数年はセキュリティ面でのサポートが続くことになります。
この流れを踏まえると、M1 Macも同様のサポート期間が適用される可能性はあります。しかし、ここで一つ注意が必要です。過去のIntel Macのサポート期間をそのままM1 Macに当てはめることはできません。Appleは現在、Apple Siliconに開発リソースを集中させており、Intelからの完全な移行を進めています。そのため、M1 MacはIntel Macよりも長くサポートされる可能性も、逆にApple Siliconの進化に伴い移行が進む可能性も、どちらも考えられます。
macOSのアップデート傾向から見る
Appleは公式にはmacOSのサポート期間を公表していませんが、これまでの傾向として、現行OS+過去2世代分のOSに対してセキュリティアップデートを提供してきました。
たとえば、現在最新のOSがmacOS 26(Tahoe)だとすると、macOS 25とmacOS 24にもセキュリティパッチが提供されているのが一般的なパターンです。この流れが続くなら、M1 Macが最新OSに対応しなくなった後も、少なくとも2〜3年はセキュリティ面でのサポートが期待できます。
M1 Macがサポート終了になると何が困るのか
「OSサポートが終了する」と聞いても、具体的に何が起きるのかイメージしづらいですよね。大きく分けて、次の3つのリスクがあります。
1. セキュリティリスクが高まる
サポートが終了すると、新たに見つかった脆弱性に対するセキュリティパッチが提供されなくなります。もちろん、すぐに危険というわけではありませんが、使い続けるほどリスクは蓄積されていきます。特にオンラインバンキングやクレジットカード決済など、大切な個人情報を扱う場合は注意が必要です。
2. 新しいアプリや機能が使えなくなる
最新のOSに対応していないと、新しいアプリがインストールできなくなったり、既存のアプリでも新機能が利用できなくなったりすることがあります。特にクリエイティブ系のソフトや開発ツールは、最新OSへの対応が早い傾向にあります。
3. 互換性の問題が起きやすくなる
周辺機器や外付けデバイス、クラウドサービスなどが、古いOSバージョンに対応しなくなるケースも出てきます。徐々にですが、快適に使える環境が狭まっていくイメージです。
今すぐ買い替えるべき?判断のポイント
ここまでを踏まえて、M1 Macの買い替えを検討する際のチェックポイントを整理してみましょう。
バッテリーの状態をチェック
システム環境設定(またはシステム設定)の「バッテリー」からバッテリーの最大容量を確認できます。目安として、最大容量が80%を下回っていると交換サインです。
バッテリー交換はApple正規サービスで12,800円〜かかります(モデルによって異なります)。この金額と、下取り価格や新型Macへの買い替え費用を比べてみると、判断材料になります。
メモリ不足を感じていないか
特に8GBメモリモデルをお使いの方は、複数のアプリを同時に起動したときの動作が気になることがあるかもしれません。Webブラウザのタブを多く開く、動画編集や写真加工をする、複数のアプリを同時に使う——そんな使い方でストレスを感じるなら、買い替えのタイミングかもしれません。
自分の使い方に合っているか
- メール、Web閲覧、文書作成が中心 → まだまだ余裕で使えるはずです
- 動画編集、3Dモデリング、ゲーム → 最新モデルと比較すると差を感じるかもしれません
- 外での使用が多い → バッテリーのヘタリが気になるなら要チェック
下取り価格を確認する
Appleの下取りプログラムや、買取業者の査定額をチェックしてみましょう。M1 Macはまだ需要が高いので、思ったより高く買い取ってもらえる可能性があります。バッテリー状態や外観の状態が良いほど、高額査定につながります。
よくある質問
M1 Macは2026年現在でも現役ですか?
はい、十分現役です。特に日常的な使用(Web閲覧、メール、文書作成、軽い写真編集など)では、最新モデルとの差をほとんど感じないでしょう。M1チップの性能は当時革新的だっただけでなく、今でも十分な水準を保っています。
最新OS(macOS Tahoe/macOS 26)には対応していますか?
はい、M1 MacはmacOS Tahoeに対応しています。Apple Silicon搭載Macは引き続きOSアップデートの対象です。
中古でM1 Macを買っても大丈夫ですか?
購入前にいくつか確認ポイントがあります。バッテリーの最大容量、保証の有無、外観の状態、そして何よりも価格が適正かどうかをチェックしましょう。新品のMシリーズ最新モデルと比較して、どの程度お得なのかを冷静に判断することが大切です。
サポートが終了したらすぐに買い替え必須ですか?
いいえ、すぐに使えなくなるわけではありません。サポート終了後も、当面は今まで通り使うことができます。ただし、セキュリティリスクが高まることと、徐々に使えるアプリやサービスが減っていくことを理解した上で、使い続けるかどうかを判断しましょう。
M1 Macがまだ使える理由と、これからの見通し
M1 Macは、AppleがIntelからApple Siliconへと移行する最初の大きな一歩でした。当時のIntel Macと比較して、圧倒的な性能向上とバッテリー持ちの良さを実現し、多くのユーザーに衝撃を与えました。
その性能は今でも決して古びていません。特にM1チップの省電力性能は現在のM5シリーズと比較しても健在で、日常使いではストレスを感じる場面は少ないでしょう。
M1 MacがIntel Macとは別物であることが、ここでの最大のポイントです。Intel Macのサポート終了が発表されたことで、「M1 Macももうすぐ終わりなのか」と心配する声もありますが、Appleの発表はむしろApple Siliconに開発リソースを集中させるという前向きな戦略の表れと捉えるべきでしょう。
まとめ:M1 Macの寿命はまだ先、でも準備は始めよう
M1 Macは、今すぐ使えなくなるようなものではありません。Apple Silicon搭載Macとして、Intel Macとは別のサポートロードマップに乗っており、当面はOSアップデートやセキュリティパッチの対象であり続ける見込みです。
ただし、具体的なサポート終了時期は未定であり、いつかは訪れる「買い替えのタイミング」に備えておくことが大切です。
- バッテリーの状態を定期的にチェックする
- 自分の使い方に合っているかを見直す
- 最新モデルの情報を収集しておく
- 下取り価格や買取相場を把握しておく
こうした準備をしておけば、いざ買い替えが必要になったときも冷静に判断できます。M1 Macはまだまだ現役。あなたの使い方に合っていれば、無理に買い替える必要はありません。
今のM1 Macが快適に動いているなら、まずはバッテリーの状態を確認してみてください。そこから、あなたにとっての「買い替えタイミング」が見えてくるはずです。


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