「オフィス2013、いつまで使えるんだろう?」
そう思って調べ始めたあなたは、もうお気づきかもしれません。Office 2013のサポートはすでに終了しています。でも、「サポート終了=使えなくなる」わけではありません。だからこそ、混乱してしまうんですよね。
この記事では、Office 2013のサポート状況をあらためて整理しながら、「このまま使い続けるリスク」と「これからどうすればいいのか」を、できるだけわかりやすく解説していきます。
Office 2013のサポートはいつまでだったのか
まずは結論から。
Microsoft Office 2013のすべてのサポート(セキュリティ更新プログラムを含む)は、2023年4月11日に終了しました。
これはMicrosoft公式が発表している確定情報です。この日をもって、以下のような公式サポートはすべて受けられなくなりました。
- セキュリティ更新プログラムの提供
- バグ修正
- テクニカルサポート(電話やチャットでの問い合わせ対応)
つまり、サポート期限という意味での「使える期間」は、すでに過ぎ去っています。
サポートが終了してもアプリは動作する
ここで誤解しやすいポイントがあります。
Office 2013のアプリ(Word、Excel、PowerPointなど)自体は、サポート終了後も引き続き動作します。
「サポート終了=もう開けない」わけではないんです。今まで通りファイルを開いたり、編集したりすることは可能です。
ただし、この「動く」ということと「安全に使い続けられる」ということは、まったくの別問題です。
サポート切れのOffice 2013を使い続けるリスク
Office 2013を使い続けることに、技術的な制限はありません。でも、そこには見えないリスクが潜んでいます。
最大のリスクは「セキュリティの穴」がふさがれないこと
Office 2013は、サポートが終了した時点で、それ以降に見つかった脆弱性(セキュリティ上の欠陥)に対する修正プログラムが提供されなくなりました。
つまり、もし新しい脆弱性が発見された場合、Office 2013はその「穴」が開いたままになるんです。
悪意のある攻撃者は、サポートが切れたソフトウェアを好んで狙います。なぜなら、修正されていない脆弱性を利用して、ウイルスやマルウェアを仕込みやすくなるからです。
特にOffice製品は、マクロ機能を悪用した攻撃の標的になりやすいことが知られています。サポートが切れているということは、そうした攻撃に対して無防備な状態が続くことを意味します。
「自分は大丈夫」と思っていても……
「個人で使っているだけだから」「ネットにあまり繋がないから」という方もいるかもしれません。
でも、たとえ自分が不審なファイルを開かなくても、知らない間に攻撃の踏み台にされるリスクはゼロではありません。自分のPCが攻撃者に乗っ取られて、他の人に迷惑をかける可能性も考えられます。
「使えるから」という理由だけで使い続けるのは、リスクを承知のうえでの判断と言わざるを得ません。
Office 2013から移行するなら、今どんな選択肢があるのか
ここからが本題です。Office 2013から乗り換えるなら、現在どのような選択肢があるのでしょうか。
大きく分けて、以下の2つがメインの候補になります。
- Microsoft 365(サブスクリプション型)
- Office 2021(買い切り型)
それぞれの特徴を比較しながら見ていきましょう。
Microsoft 365の特徴と向いている人
Microsoft 365は、月額または年額の料金を支払って利用するサブスクリプション型のサービスです。
メリット
- 常に最新バージョンのOfficeアプリが利用できる
- サポートが切れる心配が実質的にない(更新され続ける)
- 1TBのOneDriveクラウドストレージが付属するプランがある
- PC、Mac、タブレット、スマートフォンなど、複数のデバイスで使える
- 最新の共同編集機能など、新機能が追加され続ける
デメリット
- ずっと料金が発生し続ける(永続的なコスト)
- 定期的にインターネット接続が必要(30日以上接続しないと制限モードになる)
- 契約の管理が必要
こんな人に向いています
- 常に最新の状態を保ちたい人
- 複数のデバイスでOfficeを使いたい人
- 初期費用を抑えたい人
- クラウドストレージも一緒に使いたい人
こんな人には向いていません
- サブスクリプション契約そのものを避けたい人
- 完全なオフライン環境でしか使わない人
- 長期的に見てコストを抑えたい人(ただし後述の注意点あり)
Office 2021の特徴と向いている人
Office 2021は、これまでのOfficeと同じく、一度購入すれば追加費用なしで使い続けられる買い切り型の製品です。
メリット
- 一度購入すれば追加料金がかからない
- インターネットに常時接続する必要がない
- シンプルな契約形態
デメリット
- 新しい機能の追加はない
- サポート期間には限りがある
- 将来的にまた同じ問題(サポート終了)が発生する
こんな人に向いています
- サブスクリプションを好まず、買い切りを選びたい人
- オフライン環境を重視する人
- 当面の間、Officeソフトが使えれば十分な人
こんな人には向いていません
- 長期的にセキュリティを確保したい人
- 最新の機能を使いたい人
- この先何年も安心して使い続けたい人
ここが重要:Office 2021はまもなくサポート終了を迎える
ここでぜひ知っておいてほしいのが、Office 2021のサポート期限です。
Office 2021のサポートは、2026年10月13日までと公式に発表されています。
この記事を書いているのは2026年6月。つまり、Office 2021のサポート終了まで、すでに4ヶ月を切っているんです。
「Office 2013のサポートが終わったから、Office 2021に移行すれば安心」――そう考えていると、あっという間にまた同じ問題に直面することになります。
特に、これから数年単位で安心して使える環境を求めるなら、Office 2021は選択肢としてかなり慎重に検討すべきタイミングです。
まとめると:長期的にはMicrosoft 365が現実的な選択肢になる
現時点(2026年6月)で、Office 2013からの移行先として長期的な安心を求めるなら、Microsoft 365が実質的に唯一の現実的な選択肢です。
Office 2021もまだ購入は可能ですが、サポート終了まで残りわずかということを理解したうえで、短期間のつなぎとして検討するなら……というレベルにとどまります。
Office 2013に関するよくある疑問
ここで、Office 2013のサポート終了に関して、よく寄せられる疑問をいくつか整理しておきます。
Q. サポートが終了したら、すぐにOffice 2013は使えなくなりますか?
A. いいえ、アプリ自体は引き続き動作します。
ただし、動作するからといって安全に使えるわけではありません。セキュリティリスクが高まるという点は、理解しておく必要があります。
Q. インターネットに繋がなければ安全ですか?
A. 完全にオフラインであればリスクは減りますが、完全な遮断は現実的ではありません。
また、USBメモリなどを通じて感染するリスクも考えられます。
Q. Office 2021を買えば、またすぐにサポートが切れるんですか?
A. 2026年10月13日でサポートが終了します。
この記事の執筆時点では、サポート終了まで4ヶ月を切っています。長期的な使用を考えるなら、この点はとても重要です。
Q. Microsoft 365に移行するしかないんですか?
A. セキュリティと長期的なサポートを重視するなら、Microsoft 365が最も確実な選択肢です。
ただし、無料のオープンソースソフト(LibreOfficeなど)という選択肢もあります。ただし、Microsoft Officeファイル(.docxや.xlsxなど)との互換性に一部問題が生じることがある点は注意が必要です。
Office 2013の今後の対応:何を優先するべきか
Office 2013のサポートは終了しました。そして、買い切り型のOffice 2021も、まもなくサポート終了を迎えます。
「まだ動くから」と使い続けるのか、それとも移行するのか。そして移行するならどの選択肢を選ぶのか。
判断の軸としては、以下のような視点が役に立つでしょう。
- セキュリティを最優先する → Microsoft 365への移行が確実です
- とにかく初期費用を抑えたい → Microsoft 365の月額プランが検討しやすいでしょう
- 買い切り以外は考えられない → Office 2021も選択肢にはなりますが、サポート期限が迫っている点は強く意識してください
- コストを徹底的に抑えたい → 無料のオープンソースソフトも選択肢のひとつです(ただし互換性に注意)
どの選択肢にもメリットとデメリットがあります。自分や組織の使い方、優先する価値観によって、最適な答えは変わってくるでしょう。
いずれにせよ、Office 2013のサポートが終了したのは事実です。そして、セキュリティリスクは時間の経過とともに高まっていく一方です。
「いつかやろう」と思っているなら、今がそのタイミングかもしれません。
最新の情報や価格は、必ずMicrosoftの公式サイトでご確認ください。製品の選定にあたっては、ご自身の利用環境や目的に合ったものを、公式情報をもとに判断することをおすすめします。


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