みなさん、こんにちは。
「昔聴いていたあの曲、iTunes Storeで買おうと思ったのに見つからない…」
「最近話題のあのアルバム、なんでiTunes Storeにはないんだろう?」
そんな経験、ありませんか?
実は、iTunes Storeで特定の曲が見つからない場合、いくつかの理由が考えられます。そして、状況によっては見つける方法や代替案もあります。
この記事では、iTunes Storeで「売ってない曲」に遭遇したときに、どうすればいいのか、そしてなぜ購入できないのかを、公式情報をもとにわかりやすく解説します。
そもそもiTunes Storeは今も使えるの?
まず、一番多い誤解から解消しておきましょう。
「iTunes Storeはもう終わった」という情報は誤りです。
確かに、2019年のmacOS Catalinaで、Podcastや映画・TV番組などは「ミュージック」アプリから分離されました。しかし、音楽を購入する機能としてのiTunes Storeは、現在もバリバリ利用できます。
現在のiTunes Storeへのアクセス方法は、デバイスによって少しずつ異なります。
- iPhone・iPadの場合:ホーム画面にある「iTunes Store」アプリをタップするだけです。Apple Musicに加入していなくても、このアプリから楽曲を購入できます。
- Macの場合:「ミュージック」アプリを開き、サイドバーにある「iTunes Store」を選択します。もし表示されていない場合は、画面上部のメニューから「ミュージック」>「設定」>「一般」タブを開き、「iTunes Storeを表示」にチェックを入れてください。
- Windowsの場合:Windows版の「iTunes」アプリを起動し、画面上部の「iTunes Store」タブをクリックします。
どのデバイスでも、iTunes Storeで購入するにはApple Account(旧Apple ID)が必要です。
また、iTunes Storeで購入した楽曲は、DRM(デジタル著作権管理)フリーの高音質(256 Kbps AAC) で提供されます。つまり、購入した曲は自分の好きなデバイスにコピーしたり、CDに焼いたりといった制限がありません(ただし、個人利用の範囲内です)。これが、サブスクリプションサービスとは大きく異なる魅力のひとつです。
なぜその曲はiTunes Storeに「売ってない」の?
では、本題です。iTunes Storeで特定の曲が見つからない主な理由は、以下の3つに分けられます。
1. 権利者の都合による配信停止・未配信
これが最も多い理由です。iTunes Storeを含むデジタル音楽配信サービスは、レコード会社やアーティストなどの権利者とAppleとの間で契約を結ぶことで成り立っています。
そのため、契約の更新ができなかったり、権利者が配信を希望しなかったりした場合、その楽曲は販売されません。過去に購入できた曲でも、権利関係の変更によって新規購入できなくなることがあります。
例えば、ゲーム会社のアトラスは、音楽配信ディストリビューターの変更に伴い、一部の楽曲データの再ダウンロードができなくなる可能性を公式に発表しています。これは、権利者側の都合で配信スキームが変わることで、販売や再ダウンロードに影響が出る具体的な事例です。
このように、「以前売っていたけど今は売っていない」という状況は、ユーザーのミスではなく、権利上の理由であることがほとんどです。
2. 地域(国・地域)による制限
iTunes Storeは、世界各国で運営されていますが、国や地域によって取り扱っているコンテンツが異なります。
これは、権利者との契約が国ごとに個別に結ばれているためです。日本のiTunes Storeでは配信されていても、アメリカのiTunes Storeでは配信されていない、あるいはその逆もありえます。
もしどうしてもその曲が欲しい場合、他の国のiTunes Storeを利用する方法も技術的にはありますが、Appleの利用規約に違反する可能性があること、そして決済方法などが複雑になるため、ここではおすすめしません。
3. 単純な検索ミス
意外と多いのが、曲名やアーティスト名のスペルミスです。特に洋楽の場合、アルファベットの大文字・小文字やスペースの有無、カンマの有無で検索結果が変わることがあります。
また、アルバムに収録されている曲でも、シングルカットされたバージョンとは別の音源(アルバムバージョン、ラジオエディットなど)として登録されている場合もあります。複数のキーワードを変えて検索してみると見つかることもあります。
iTunes Storeで「売ってない曲」を探すには?
それでも見つからない場合、以下の方法を試してみてください。
方法1:iTunes Store内で再度検索する
- 曲名だけでなく、アーティスト名も組み合わせて検索してみましょう。
- アルバム名で検索し、その中に目的の曲が含まれていないか確認します。
- アルバムのリマスター版や別バージョンが販売されている場合もあるので、リリース年を変えて検索するのも手です。
方法2:配信リクエストを送る
実は、iTunes Storeにはユーザーが配信をリクエストできる機能があります。
Windows版のiTunesでは、「iTunes Store」の画面右下にある「リクエスト」というリンクから、配信してほしい曲やアーティストをリクエストできます(現在のバージョンでは「iTunes Store 要求サイト」へ誘導される場合があります)。
ただし、リクエストを送っても必ず配信されるわけではありません。あくまで「こんな曲が欲しいです」という声を届ける手段として捉えましょう。
iTunes Storeで買えないなら、他の選択肢を考えよう
どうしてもiTunes Storeで購入できない場合、選択肢を広げてみるのもひとつの方法です。
選択肢1:Apple Musicなどのサブスクリプションサービス
購入ではなく、聴くこと自体が目的であれば、Apple MusicやSpotifyなどのサブスクリプションサービスを検討しましょう。ダウンロードしてオフライン再生も可能です。ただし、これは購入(所有)ではなく、あくまでサブスクリプション(借りる) という点が大きく異なります。
選択肢2:他のダウンロード販売サービス
Amazon Musicダウンロード販売、レコチョク、moraなど、日本には複数の音楽ダウンロード販売サービスがあります。iTunes Storeにない曲でも、他のサービスでは配信されているケースは少なくありません。
よくある質問
Q. 昔iTunes Storeで買った曲が再ダウンロードできないのはなぜですか?
先述のアトラスの事例のように、権利者の都合や配信元の変更により、過去に購入した曲であっても再ダウンロードできなくなることがあります。Appleの公式サポートでも、購入したデジタルメディアは永久にダウンロードできると案内されていますが、これはあくまでApple側のシステムが維持されている場合の話であり、権利者側の事情でコンテンツそのものが配信停止になるとダウンロードできなくなる可能性があります。
Q. iTunes Storeで「売ってない曲」はもう二度と手に入らないのですか?
必ずしもそうとは限りません。権利者の判断で再配信が始まることもあります。定期的にチェックしてみるか、上述のリクエスト機能を使ってみるとよいでしょう。また、中古CD市場で物理メディアを探すという選択肢も、コレクションとしてはありかもしれません。
まとめ:iTunes Storeで「売ってない曲」にどう向き合うか
iTunes Storeで曲が見つからない場合、それは「自分が見つけられない」ではなく、「権利上の理由などで販売されていない」 ケースがほとんどです。
- まずは検索方法を見直す(スペルミス、別バージョンがないか)。
- それでもなければ、権利者の都合や地域制限が原因と考える。
- 配信リクエストを送る(必ず配信されるわけではない)。
- サブスクリプションや他のダウンロード販売サービスも選択肢に入れる。
iTunes Storeは、音楽を「所有」したい人にとって今もなお強力な選択肢です。しかし、すべての音楽がそこにあるわけではないということを理解したうえで、自分に合った音楽との付き合い方を見つけていきましょう。
何より、購入する前に価格や仕様は変更される場合があること、そして各楽曲の配信状況は常に変動するということを覚えておいてください。どうしても気になる曲は、定期的にチェックするか、公式情報を確認する習慣をつけるとよいでしょう。

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