6月にいちごがスーパーで見つからないのはなぜ?
「6月になったらいちごが売っていない……」
そんな経験、ありませんか?
クリスマスやバレンタインの季節にはたくさん並んでいたいちごなのに、6月になると急にパタッと見かけなくなります。「イチゴの季節はいつまで?」「6月にイチゴって買えないの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
結論から言うと、6月のスーパーで国産の生いちごを見つけるのは、かなり難しくなります。
これにはきちんとした理由があります。いちごの流通時期が、昔と大きく変わっているのです。
いちごの旬と流通時期の変化
いちごの本来の旬は、露地栽培で育つ5月から6月ごろでした。しかし、現在はハウス栽培と品種改良が進み、いちごの主要な流通時期は12月から5月にかけてにシフトしています。
特にお菓子やケーキの需要が高まるクリスマスシーズンに向けて、いちごの栽培は冬に収穫できるように調整されるようになりました。その結果、私たちがスーパーで手に取るいちごのほとんどは、冬から春にかけてのものになっているのです。
東京都中央卸売市場の取引データを見ても、6月のいちご取扱量は年間全体の約1%程度しかありません。つまり、スーパーの店頭からいちごが消えるのは、数字からも明らかな流通の“現実”なんですね。
6月に手に入るいちごの種類と特徴
「でも、6月にどうしてもいちごが必要なときはどうすればいいの?」
そんな方のために、6月ごろに入手できるいちごの選択肢を紹介します。スーパーではほぼ見かけませんが、まったく手に入らないわけではありません。
夏秋イチゴ
6月から11月ごろにかけて収穫されるいちごを「夏秋イチゴ」と呼びます。主に長野県や北海道などの冷涼な地域で栽培されており、気温が高い夏でも育つように品種改良されたいちごです。
代表的な品種としては、「サマープリンセス」「なつみずき」「すずあかり」「夏瑞」などがあります。これらの品種は生産量自体が非常に少なく、例えば「サマープリンセス」は全国のいちご生産量の約0.1%ほどしかありません。
そのため、スーパーに並ぶことはほとんどなく、主にケーキ屋などの業務用として使われています。ただ、最近は産直通販サイトなどで一般消費者にも購入できるようになってきました。
【夏秋イチゴのメリット】
- 6月以降も国産の生いちごが楽しめる
- ネット通販で購入可能な場合がある
【夏秋イチゴのデメリット】
- スーパーではほぼ見かけない
- 冬のいちごと比べると糖度が低めで酸味が強い傾向がある(品種による)
- 価格が高い(一般的ないちごの約2倍程度になることも)
【こんな人に向いています】
- どうしても6月に国産の生いちごが必要な方
- 希少ないちごを試してみたい方
【こんな人には向いていません】
- 安価で手軽にいちごを買いたい方
- 甘いいちごを強く求める方
輸入いちご
国産いちごの出回らない時期には、主にアメリカからの輸入いちごが業務用として流通します。ケーキ屋や洋菓子店で使われていることが多いです。
ただ、一般のスーパーで気軽に買えるわけではなく、味についても「国産に比べて甘みが少ない」「食感が違う」といった声が多く聞かれます。もちろん、使われ方や好みは人それぞれなので、一概に悪いとは言えませんが、生食で美味しさを求めるなら、ややハードルが高いかもしれません。
【こんな人に向いています】
- 生食ではなく加工用(ジャムなど)として使う方
- いちごの見た目が必要なケーキを作る方
【こんな人には向いていません】
- 生食でしっかりした味わいを楽しみたい方
冷凍いちご
もう一つの現実的な選択肢が、冷凍いちごです。
通年で安定して購入できるのが大きな魅力。価格も比較的安定していて、ジャムやソース、スムージー、ケーキの生地に混ぜ込む用途にはとても便利です。
ただし、解凍すると食感が大きく変わるため、ショートケーキの上のデコレーション用には向きません。生食の感覚で食べたい場合や、見た目を重視するケーキには不向きなので、用途に合わせて選ぶのがポイントです。
【こんな人に向いています】
- いちごの風味を料理やスイーツの材料として楽しみたい方
- 生のいちごの食感にこだわらない方
【こんな人には向いていません】
- ショートケーキの上に乗せるような見た目や食感を重視する方
6月にいちごを買う方法
スーパーで見つからなくても、以下の方法で6月のいちごを探すことができます。
- 産直通販サイトをチェックする – 夏秋イチゴを扱う農家が直接販売していることがあります。予約制の場合も多いので、早めの確認がおすすめです。
- 業務用スーパーを覗いてみる – 一般のスーパーよりは輸入いちごや加工用いちごが置いてある可能性があります。
- 冷凍いちごを活用する – どうしても“生”にこだわらなければ、冷凍品は年中手に入る確実な手段です。
よくある質問
Q. 6月にスーパーでいちごを見かけたんだけど、何ていちご?
スーパーに並んでいる場合は、夏秋イチゴか輸入いちごの可能性が高いです。ただし、地域や店舗によってはごくわずかに残った春いちごが出回ることもあります。いずれにしても、6月にスーパーでいちごを見つけるのは非常にレアケースだと考えておいたほうがいいでしょう。
Q. 6月のいちごは美味しくないの?
一概には言えません。夏秋イチゴは品種によって味わいが大きく異なりますし、鮮度や育て方にもよります。一部の口コミでは「酸っぱい」という声もあれば、「甘くてびっくりした」という評価もあるので、個人の好みや品種による部分が大きいですね。
どうしても6月にいちごが必要なときは
6月にスーパーでいちごが売っていないのは、流通のしくみから見て“当然”の話です。
でも、どうしてもいちごが必要なときは、輸入品や冷凍品を検討するか、夏秋イチゴを通販で探してみるのが確実な方法です。いちごの旬が変わった今、私たちもそれに合わせた入手方法を選んでいく必要があります。
いちごが恋しくなったら、6月はあえて他の旬の果物を楽しむのもひとつの手。または、冷凍いちごを使ったスイーツに挑戦してみるのもいいかもしれませんね。
あなたにぴったりのいちごの見つけ方、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

コメント