「グラビス、最近見かけないな…」「もう売ってないのかな?」——あなたもそんなふうに思って、このキーワードで検索したのではないでしょうか。
結論から言うと、グラビスは現在も販売されています。それどころか、2023年にはスケートボードラインが公式に再始動し、新モデルも発売されているんです。でも、なぜ「売ってない」という声がこんなに多いのでしょうか?
その理由は、ブランドの歴史や販売戦略の変化にあります。この記事では、ネットの噂ではなく、公式発表の一次情報をもとに「売ってない」と言われる真相と、今まさに買えるグラビスの現状をわかりやすく解説します。
そもそもグラビスってどんなブランドだった?
グラビス(GRAVIS)は、もともとアメリカのスノーボードブランド「バートン(Burton)」の傘下から生まれたストリート系シューズブランドです。スケートボードやスノーボード、サーフィンなどのアクションスポーツカルチャーを背景に、1990年代後半から2000年代にかけて一気に知名度を高めました。
当時は「ストリートの本物」として支持され、15,000円前後する高価格帯のスニーカーが主力でした。本革を使った上質な質感と、履き心地の良さで多くのファンを獲得。私も当時、憧れて履いていた記憶があります。
その後、ブランドは日本市場において大きな転機を迎えます。2015年ごろにアパレル大手のABCマートがグラビスの展開を引き継ぎ、手頃な価格帯のカジュアルシューズとして再出発したのです。この買収自体は、ブランド継続という意味ではプラスだったものの、価格戦略の変化が「安物になった」というイメージを生む原因にもなりました。
「グラビス 売ってない」と言われる3つの理由
では、なぜ今も「売ってない」という検索が絶えないのでしょうか。ネット上の口コミやSNSの声を総合すると、主に次の3つの理由に集約されます。
1. ABCマートの店頭から姿を消したから
買収後、グラビスはABCマートの主要商品として広く展開されていました。ところがここ数年、従来のカジュアルラインは徐々に店頭での取り扱いが縮小。多くのユーザーが「昔はあの辺に置いてあったのに、今はない」と感じるようになりました。
2. ブランドのリニューアルで「売り場」が変わったから
2023年の再始動以降、グラビスは再び「スケートボードブランド」としての色を強めています。そのため、従来のABCマート一般店舗ではなく、専門店やオンラインストアが主な販路になったのです。「見かけない=売ってない」と早合点してしまう人が増えました。
3. グラビス(株)という別会社の話題と混同されているから
実は「グラビス」という名前の会社は、靴のブランドとは別に存在します。2024年7月には「グラビス株式会社」が東京本社を移転したという発表がありました。このニュースを見た人が「あのグラビスが動いている?」と混乱し、結果的に「ブランドがなくなった」といった誤解を生んだ可能性があります。
公式発表で見る「復活」の事実
ここからは、実際の公式発表に基づいた「確定事実」をお伝えします。
2023年4月7日、株式会社エービーシー・マートは「GRAVIS SKATEBOARDING」の再始動を公式発表しました(出典:PR TIMES/2023年4月7日)。およそ7年間の沈黙を破っての復活です。
この発表の中で注目すべきは、アイコンモデル「FILTER(フィルター)」の発売です。価格帯は13,200円〜14,300円(税込)。かつての高品質ストリートシューズ路線に戻ったことを示す、まさに復活の証と言えるでしょう。
この事実は、「売ってない」という認識を覆す最大の根拠です。公式が新しい商品を出しているのですから、ブランドが息をしていないはずがありません。
今、グラビスを買うにはどこへ行けばいい?
では実際に、2026年7月現在、グラビスを購入するにはどうすればいいのでしょうか。
現在の主力販路は以下の通りです。
- ABCマートのオンラインストア(一部店舗では取り扱いなし)
- スケートボード専門店(都市部の一部店舗)
- セレクトショップ(ストリート系を取り扱う店舗)
残念ながら、郊外の大型ABCマートで気軽に手に取れる状況ではなくなっています。しかし、ネット通販では複数のモデルが確認できます。特に「FILTER」は復刻版として注目を集めており、オンラインでは比較的入手しやすくなっています。
【比較】グラビスの変遷を3つのフェーズで見る
ここで、ブランドの変遷をざっくりと比較してみましょう。この表を見れば、「売ってない」と感じる理由も納得できるはずです。
| 比較軸 | 創業期(Burton傘下) | ABCマート買収後(2015年頃〜) | 2023年再始動(現在) |
|---|---|---|---|
| 運営主体 | Burton(米国) | ABCマート(日本) | ABCマート(日本) |
| ターゲット | ストリート・スケートコア層 | 幅広いカジュアル需要層 | コアなスケートファン・復刻希望層 |
| 価格帯(目安) | 15,000円前後 | 3,000〜5,000円 | 13,000円台 |
| 主な販路 | 専門店・セレクトショップ | ABCマート一般店舗 | オンライン・専門店 |
| 代表モデル | (公表なし) | (公表なし) | FILTER(復刻版) |
この表からもわかるように、価格帯と販路が大きく変わったことで「昔と違う」「もうない」という印象が強まったのでしょう。特に中間の「大衆化フェーズ」が長かったため、そのイメージが強いユーザーは今の状況に気づきにくいのです。
ユーザーの本音:価格下落への疑問と履き心地の評価
ネット上の口コミを総合すると、グラビスに対しては次のような声が集まっていました。
- 「なぜ昔は15,000円だったのに今は3,000円なの?」(価格下落の理由に関する疑問)
- 「買収されて安物になった」(ネガティブな憶測)
- 一方で 「本革の質感が良い」「履きやすくて疲れない」(現行モデルへの満足感)
特に価格に関する疑問は顕著で、ブランド価値の変動に敏感なユーザーが多いことがわかります。しかし、再始動後の「FILTER」は再び高めの価格設定になっており、「安物化」は過去のフェーズだったというのが正確な捉え方でしょう。
【注意】「グラビス」には別会社もある
ここで一つ、混乱を避けるために触れておくべきポイントがあります。
「グラビス株式会社」という、靴ブランドとはまったく別の企業が存在します。こちらは不動産や建設関連の事業を手がける会社で、2024年7月1日に東京本社を移転したことが発表されています(出典:PR TIMES/2024年7月1日)。
このニュースが「グラビス 売ってない」という検索に影響を与えた可能性は否定できません。しかし、この会社の移転と、スニーカーブランド「gravis」の販売状況は一切関係ありません。あくまで別物として整理しておきましょう。
今、買えるグラビスのおすすめモデル
それでは最後に、現時点で購入可能なグラビスのモデルを紹介します。
復刻版として注目のアイコンモデル。当時のデザインを踏襲しながらも、現代のソール技術を取り入れた履き心地の良さが魅力です。13,000円台という価格帯も、当時の雰囲気をそのままに再現しています。
スケートボード向けに設計された実戦的な一足。耐久性とグリップ力に優れ、ストリートシーンでの評価も高いモデルです。
上質なレザーを使用した、普段使いにちょうどいいカジュアルモデル。価格は抑えめながら、ブランドらしい存在感を放っています。
まとめ:「売ってない」は誤解。今こそチェックのチャンス
「グラビス 売ってない」——この検索ワードが生まれた背景には、ABCマートでの展開縮小や、ブランド戦略の変化、さらには別会社の話題が複雑に絡み合っていました。
しかし、公式に再始動し、新たなモデルが販売されているのは疑いのない事実です。2023年の復活以降、グラビスは再び「本格派スケートシューズ」としての道を歩み始めています。
もしあなたが「もう買えない」と諦めていたなら、今こそチャンスです。オンラインストアや専門店をチェックして、新生グラビスの一足を手に取ってみてください。かつての高品質な履き心地が、きっとあなたを待っています。

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