「そういえば最近、IKEAでザリガニを見かけないな……」。そう感じているあなたは、決してひとりじゃありません。実はIKEAの冷凍ザリガニ「KRÄFTOR(クレフトル)」は、2026年7月現在、日本の店舗でもオンラインストアでも販売されていません。2023年の夏に一時的に復活したものの、その後は再び販売が途絶えたままなんです。
この記事では、なぜ売っていないのか、2023年に復活したのにどうしてまた買えなくなったのか、そして代わりに何を買えばいいのかを、当時の公式発表や実店舗の情報をもとに徹底的に掘り下げていきます。もう「なぜ?」とモヤモヤするのは終わりにしましょう。
IKEAでザリガニが売ってない現状:2026年7月時点の公式スタンス
まずはっきりさせておきましょう。2026年7月現在、IKEAジャパンの公式サイトでザリガニ(冷凍食品)の商品ページは確認できず、店舗レストランのメニューにも掲載されていません。IKEA公式のニュースリリースやSNSでも、2023年以降のザリガニ関連の新着情報は一切発表されていません(2026年7月7日時点)。
つまり、現時点では「販売していない」が公式なスタンスです。ただし「販売終了」という明確なアナウンスも出ていないため、多くのファンが「またいつか復活するのでは?」と期待を抱き続けているのが実情です。
2023年に復活したのに、なぜ今また売ってないの?
ここが一番の謎ですよね。過去を振り返ってみましょう。IKEAのザリガニは、2021年に一度大きな販売休止を経験しています。当時、IKEAカスタマーサポートがユーザーに説明したところによると、仕入れ元の中国養殖場がASC認証(水産養殖管理協議会の認証)を取得できなかったことが理由でした(2021年、ユーザー問い合わせ記録より)。IKEAは環境負荷の少ない持続可能な水産物の調達に力を入れており、この認証基準をクリアできない場合は販売できないという厳格なポリシーを採っているんです。
ところが2023年7月、IKEAは突如「夏のスパイシー&ザリガニ フェア」を開催し、冷凍ザリガニの販売と店舗でのザリガニパーティーを復活させました(IKEAジャパンニュースルーム、2023年7月4日発表)。多くのファンが「戻ってきた!」と歓喜したのも束の間、その年のフェアが終わると同時に、再び店頭から姿を消しました。
ではなぜ継続販売にならなかったのか。IKEAは公式には理由を発表していませんが、推測されるのは「持続可能な調達ルートの確保がまだ難しい」という点です。2021年のASC認証問題を乗り越えたはずなのに再び途絶えたということは、認証を取得できる養殖場との安定した供給契約が結べていない可能性が高いでしょう。IKEAは世界規模でサステナビリティを重視する企業ですから、簡単に妥協はできない。その姿勢の裏返しとも言えます。
2021年の販売見送りと2023年復活の経緯を整理する
ここで少し整理しておきましょう。IKEAのザリガニをめぐるここ数年の流れは以下の通りです。
- 2020年7月:IKEA東京ベイ店の公式Xアカウントで冷凍ザリガニ「KRÄFTOR(クレフトル)」の販売告知(当時のIKEA Family価格は2,222円)。この頃までは普通に買える商品でした。
- 2021年:突如として販売が見送られる。理由はASC認証を取得できない養殖場からの仕入れが原因とされる。
- 2023年7月:「夏のスパイシー&ザリガニ フェア」として期間限定で復活。冷凍食品の販売に加え、店舗ではザリガニパーティーも開催されました。
- 2023年夏以降:フェア終了後、再び販売がストップ。2024年、2025年と販売再開の兆しはなく、2026年7月現在に至る。
つまり「売ってない」のは今回が初めてではなく、2021年以降ずっと不安定な状況が続いているんです。2023年の復活はあくまで“期間限定イベント”だったと考えるのが自然でしょう。
なぜIKEAはザリガニにそこまでこだわるの?スウェーデンの食文化と企業姿勢
ところで、なぜIKEAがザリガニにそこまで力を入れているのか。それはスウェーデンの伝統的な夏の風物詩「ザリガニパーティー(Kräftskiva)」に由来します。8月の漁解禁時期に、ディルで煮たザリガニを食べ、紙の帽子やエプロンをかぶって祝う——そんな文化がスウェーデンには根付いています。IKEAはその文化を世界に広める役割も担ってきたんですね。
でもIKEAは単に文化を伝えるだけじゃありません。同社は「人と地球に配慮した食品」を掲げており、その象徴的な商品のひとつがザリガニでした。ASC認証を取得した養殖場から仕入れることで、環境負荷を抑えながら本場の味を提供する——この“こだわり”が、結果的に安定供給のハードルを上げているとも言えます。
IKEAザリガニに関するユーザーのリアルな声(SNS・Q&Aサイト調査)
では、実際に「売ってない」現状について、ユーザーはどんな声をあげているのでしょうか。SNSやQ&Aサイトでの投稿を調べてみると、大きく分けて3つの傾向がありました(2026年7月7日時点)。
- 「毎年楽しみにしていたのに残念」という落胆の声が非常に多く見られます。特に夏のイベントとして定着していた層からは、「今年のパーティーができない」という悲しみの投稿が複数確認されました。
- 「なぜ売っていないのか理由を知りたい」という疑問の声も多数。2021年の経緯を知っているユーザーでさえ、「2023年に復活したのにまたなんで?」と困惑している様子がうかがえます。
- 「海外のIKEAでは売っているのに」という比較の声もありました。実際、スウェーデンなど欧州のIKEAでは今もザリガニが販売されているケースがあり、そのギャップにやきもきする声が上がっています。
これらの声に共通するのは、「公式の説明がほしい」という切実な願いです。IKEAは2023年のフェア開催を発表したものの、その後なぜ継続しないのかについては公式コメントを出していません。その「説明不足」がユーザーの不安や不満を増幅させているのが現状です。
これからIKEAでザリガニは再販されるの?今後の見通しを考察する
気になるのは今後の見通しです。率直に言えば、現時点で確実な情報は何もありません。IKEAは2026年に入ってからもザリガニに関する新たなプレスリリースを一切発表しておらず、再販のスケジュールも未定です。
ただし、過去の経緯からいくつかの考察はできます。第一に、IKEAはザリガニという商品自体を「終了」させたわけではない可能性が高いこと。2023年のフェア開催は、同社がこの商品をまだ“大切な文化商品”として認識している証拠です。第二に、問題はあくまで「持続可能な調達」の壁です。もし今後、ASC認証をクリアした新たな養殖場との取引が確立されれば、再び販売が始まる可能性は十分にあります。
一方で、注意すべきは「季節限定」という位置づけの強まりです。2023年の復活も「夏のフェア」でした。仮に再開されても、通年販売ではなく夏の期間限定イベントとして復活する可能性のほうが高いでしょう。
結論として、現時点では「再販の確約はないが、可能性もゼロではない」というのが正直なところです。公式情報を定期的にチェックすることをおすすめします。
IKEAじゃなくてもザリガニは買える!代替品の比較と選び方
ここまで読んで「じゃあ、どうしても食べたい場合はどうすればいいの?」と思ったあなた。安心してください。IKEA以外にもザリガニを購入する方法はあります。
ただし、市販のザリガニは大きく分けて「中国産の冷凍生タイプ」と「米国産のボイル済みタイプ(ウチダザリガニ)」があります。それぞれ価格や調理の手間がまったく違うので、自分のスタイルに合ったものを選ぶのがポイントです。
例えば、通販でよく見かける中国産の冷凍ザリガニは価格が手頃ですが、基本的に無味の生冷凍なので、下処理(泥抜き)やボイルが自分で必要です。初心者にはややハードルが高いかもしれません。
一方、米国産のウチダザリガニは「レイクロブスター」という名称で高級食材店や専門通販で販売されることが多く、味は良いものの価格がかなり高めです。
そこでおすすめなのが、IKEAの味わいを自宅で再現しやすい以下の代替品です。
【おすすめ代替品①】冷凍ボイル済みザリガニ ディル風味
IKEAのKRÄFTORに最も近いのがこのタイプ。すでにボイル済みでディル風味がついているので、解凍してそのまま食べられます。価格は1kgあたり3,000円〜4,000円程度とIKEAよりやや高めですが、手間を考えればコスパは悪くありません。パーティー用にまとめ買いするのもありです。
【おすすめ代替品②】小龍蝦尾(シャオロンシャウェイ) 冷凍 500g
中国料理でおなじみの小龍蝦(シャオロンシャ)のしっぽ部分だけの冷凍品です。味付けはされていないので、自分でディルや塩で味付けする必要がありますが、価格は比較的リーズナブル。500gで1,500円〜2,000円程度で購入できるので、手軽に試したい初心者向けです。
【おすすめ代替品③】ウチダザリガニ ボイル 冷凍
アメリカ原産のウチダザリガニは、味のよさで定評があります。ボイル済みのものを選べば解凍するだけなので簡単です。ただし価格は1kgあたり5,000円を超えることもザラ。特別な日のごちそうとして検討してみてください。
どの商品を選ぶにしても、購入前に「ボイル済みか」「味付けの有無」「原産国」を必ずチェックしましょう。IKEAのザリガニが恋しいなら、ディル風味のボイル済みタイプが最も近い満足感を得られます。
スウェーデン気分を自宅で再現する簡単レシピアイデア
せっかくザリガニを手に入れたら、IKEA気分を盛り上げたいですよね。スウェーデンの伝統的な食べ方はとってもシンプル。ディルと塩で煮たザリガニを、冷やしてから食べるのが基本です。IKEA公式サイトでも紹介されているように、頭と腹をねじって外し、はさみの身をほぐし、頭部の味噌を味わう——これが正統派スタイルです。
もし味付けなしの冷凍ザリガニを買ったなら、たっぷりの湯に塩とディル(できれば生ディル)を加えて10分ほど茹で、そのまま冷ますのがコツ。冷蔵庫でしっかり冷やしてから食べると、より本場感が出ます。
そして忘れちゃいけないのが、スナップス(アクアビット)と呼ばれるスウェーデンの蒸留酒と、パーティーソングです。紙のエプロンや三角帽子があれば雰囲気は完璧。IKEAで売ってない今だからこそ、自分流のザリガニパーティーを楽しんでみてはいかがでしょうか。
まとめ:IKEAでザリガニが売ってない今、私たちにできること
改めて整理しましょう。IKEAのザリガニは2026年7月現在、日本では販売されていません。その背景には、持続可能な調達基準(ASC認証)へのこだわりと、安定供給ルートの確保が難しいという現実があります。2023年に一時復活したものの、それは期間限定イベントであり、継続的な販売には至りませんでした。
ユーザーの間では「なぜ売ってないのか」という疑問と「また食べたい」という願望が入り混じっており、IKEAの説明不足にモヤモヤしている声も多く見られます。今後の再販については確約がないものの、可能性はゼロではありません。公式サイトやニュースリリースをこまめにチェックし続けるしかないのが現状です。
そして何より、IKEAで買えないからといって、ザリガニを諦める必要はありません。通販を活用すれば、ボイル済みのディル風味ザリガニや手頃な価格の小龍蝦、高級なウチダザリガニなど、さまざまな選択肢があります。自分に合った代替品を見つけて、ぜひ自宅でスウェーデン気分を楽しんでください。
IKEAのザリガニが「売ってない」理由がわかったところで、次はあなたがどう楽しむかが大事です。公式の再販を待ちながら、代替品でパーティーを開く。それもまた、この状況を前向きに楽しむ方法ではないでしょうか。

コメント