自分の苗字って、なかなか店頭で見かけないですよね。
印鑑を買おうと思ってお店に行ったのに、自分の苗字が置いていない……そんな経験がある方は少なくありません。実は日本には約30万種類もの苗字が存在すると言われていて、よく見かける苗字以外は既製品がほとんどないのが実情なんです。
でも大丈夫。今回は「売ってない苗字」の印鑑を手に入れるための方法を、具体的なサービスを交えながら解説していきます。
なぜ自分の苗字の印鑑が売っていないのか
まず、そもそもなぜ店頭に自分の苗字がないのか。その理由は単純で、印鑑の既製品は人口の多い苗字に絞って作られているからです。
たとえば「佐藤」「鈴木」「高橋」といった上位の苗字はほぼどこでも見かけますが、それ以外の苗字になると急に姿を消します。これは印鑑メーカーが生産効率を優先しているためで、決して特別なことではありません。
つまり「売ってない」のは当たり前で、むしろ「印鑑を買うときはオーダーメイドが基本」という考え方にシフトしたほうがスムーズです。
苗字の印鑑を手に入れるための3つの方法
大きく分けて、以下の3つの選択肢があります。
- 既製品のラインナップを探す
- オーダーメイドで注文する
- レア苗字に特化したサービスを利用する
それぞれの特徴を順に見ていきましょう。
まずは既製品を探してみる
「できれば安く済ませたい」「すぐにでもほしい」という場合は、まず既製品を探すのが手間がかかりません。
ダイソーのプッシュスタンプ
100円ショップのダイソーでは、「プッシュスタンプ」という朱肉不要の印鑑を販売しています。なんと常時700以上の苗字がラインアップされているので、思いがけない自分の苗字が見つかることも。
実際に販売されていた珍しい苗字の例としては、「雲」「鱸」「醍醐」「一二三」「早稲田」などがあるそうです。ただし取り扱い苗字は店舗によって異なるので、近所の店舗に在庫があるかどうかは運次第。自分の苗字がラインアップに入っているかは、実際に足を運んでみるまでわかりません。
こんな人に向いています
- とにかく安く済ませたい人
- すぐに認印がほしい人
- 苗字が比較的よくあるほうだと思う人
こんな人は注意が必要です
- 自分の苗字が700種に入っているかわからない人
- 実印や銀行印として使いたい人(プッシュスタンプは認印扱いです)
- 書体にこだわりがある人
ダイソーのプッシュスタンプは価格110円(税込)と非常に手頃なので、まずは確認してみる価値はあります。ただし実印としての登録はできない点は覚えておきましょう。
オーダーメイドで注文する
既製品になければ、作ってもらうのが確実な方法です。ネット通販で手軽にオーダーできるサービスが増えています。
モノタロウ「印鑑 PLUS」
モノタロウでは「印鑑 PLUS」というWEBオーダーサービスを提供しています。苗字のみの印鑑も作成可能で、価格は699円(税込769円)からとリーズナブルです。
材質はラクト材や黒水牛などが選べ、認印や銀行印としての利用が想定されています。ただし書体が古印体のみに限定されているなど、選択肢が限られる場合があるので注意が必要です。
こんな人に向いています
- 低価格でオンライン注文したい人
- 認印や銀行印として使いたい人
- ネットで完結させたい人
こんな人は注意が必要です
- 書体や素材にこだわりがある人
- 実印として登録したい人(実印には不向きな素材もあります)
購入前に刻印できる文字数や書体を必ず確認しましょう。また実印として使う場合は、自治体の登録要件を満たしているかどうかも別途確認する必要があります。
レア苗字に特化したサービスを利用する
「とにかく自分の苗字で、しかも早くほしい」という場合は、レア苗字に特化したサービスが一番効率的です。
印章の店金澤「レア苗字スピード印鑑サービス」
山形県の老舗印鑑店「印章の店金澤」が提供するのが、この「レア苗字スピード印鑑サービス」です。
冒頭でも触れたように、日本には約30万種類の苗字がありますが、上位200位で人口の約65%をカバーしている一方、それ以外の苗字はほとんど既製品がないのが現状です。このサービスは、まさに「売ってない苗字」の人に向けて作られました。
特筆すべきはそのスピード感。平日午前11時までの注文なら当日発送に対応しています。価格も1~2文字で1,650円(税込)、3文字で2,200円(税込)、4~5文字で2,750円(税込)と、オーダーメイドとしてはかなり手頃です。
こんな人に向いています
- 急ぎで認印が必要な人
- とにかく自分の苗字の印鑑を手軽に手に入れたい人
- レア苗字で既製品がまったく見当たらない人
こんな人は注意が必要です
- 高級な実印を求めている人
- 書体にこだわりがある人(古印体に限定されている可能性があります)
なおこのサービスは三文判(認印)としての提供なので、実印として使う場合はお住まいの市区町村役場で登録要件を事前に確認してください。また受注生産のため返品は基本的にできません。
印鑑を購入する前に押さえておきたいポイント
せっかく印鑑を作るなら、用途に合ったものを選びたいですよね。ここで基本的なポイントを整理しておきましょう。
実印・銀行印・認印の違い
印鑑には大きく分けて3つの種類があります。
実印:市区町村に登録する公的な印鑑です。本人確認書類として使われるので、偽造されにくい素材や書体が求められます。実印として登録するには、自治体ごとに「苗字のみ可」「フルネーム必須」「文字数制限」などのルールが異なるので、必ずお住まいの役場で確認してください。
銀行印:銀行口座で使う印鑑です。金融機関によっては苗字のみでもOKなところもありますが、口座開設時に確認が必要です。
認印:宅配便の受領書や社内書類など、日常的に使う印鑑です。今回紹介したサービスの多くは認印としての提供が前提になっています。
結婚で苗字が変わったらどうする?
結婚などで苗字が変更になった場合、旧姓の印鑑で実印登録していると抹消されることになります。新たな苗字の印鑑を作り直して、改めて登録し直す必要があります。
このタイミングで「売ってない苗字」問題に直面する方も多いので、変更が決まったら早めにオーダーを検討するとよいでしょう。
よくある質問
Q. 苗字だけの印鑑でも実印にできますか?
自治体によって登録要件が異なります。苗字のみを認めている市区町村もあれば、フルネームを必須としているところもあります。必ずお住まいの役場で確認してください。
Q. ネットで印鑑を注文するのは安全ですか?
信頼できる事業者であれば問題ありません。ただし個人情報(氏名・住所)を預けることになるので、事業者のプライバシーポリシーやセキュリティ対策を確認してから注文しましょう。
Q. オーダーメイドの印鑑はどのくらいで届きますか?
サービスによりますが、「レア苗字スピード印鑑サービス」なら当日発送も可能です。一方で本格的な手彫り印鑑は数週間かかることもあるので、納期は事前に確認しておきましょう。
まとめ:自分の苗字が売っていなくてもあきらめないで
「印鑑 売ってない苗字」で検索しているあなたは、きっとお店で自分の苗字を見かけずに困っているはずです。でも、それはあなただけの問題ではありません。
選択肢はいくつもあります。安さを優先するならダイソーのプッシュスタンプ、スピードを優先するならレア苗字スピード印鑑サービス、バランスを考えるならモノタロウのような通販オーダーサービス。自分の用途や予算に合わせて選べばいいのです。
実印として使う場合は、必ずお住まいの自治体の登録要件を確認してください。この記事が、あなたにとって最適な印鑑を見つけるための判断材料になれば幸いです。

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