「まだ動くし、バッテリーもなんとか持つし…でも、いつまで使えるんだろう?」
2017年に発売されたApple Watch Series 3。発売から8年が経とうとしている今、まさにそんな迷いの中にいる方も多いはずです。愛着のある時計だからこそ、だましだまし使い続けるべきか、それとも新しいモデルに切り替えるべきか、きちんと見極めたいですよね。
この記事では、OSのサポート状況から実際の使用感、バッテリーの問題まで、Series 3の「今」を正直ベースでお伝えします。読み終わるころには、自分にとってベストな選択がきっと見えてくるはずです。
Series 3はもうOSアップデートが終わっている
最初に結論から言います。Apple Watch Series 3は2022年秋にリリースされたwatchOS 9以降、最新OSへのアップデート対象外になりました。現在の最新OSはwatchOS 11(2025年秋時点)なので、すでに3世代分のアップデートが提供されていない計算です。
では、最新OSにできないと具体的に何が困るのかというと、以下の2点が大きいんです。
- セキュリティアップデートが受けられなくなる
- 新しい文字盤や機能が一切追加されなくなる
Apple WatchはiPhoneと違って「古いOSでもセキュリティパッチだけ当てる」という運用が基本的にされていません。つまり、発見された脆弱性が放置されたままになるリスクがあります。
Apple Payを使っている方や、通知で個人情報が表示されることを考えると、正直ちょっと不安ですよね。
watchOS 8までならまだ動く。実際の使用感は?
「でも、まだ普通に時計として使えるんでしょ?」
その通り、watchOS 8.8.1までであれば、Series 3は問題なく動作します。通知の確認、ワークアウトの記録、心拍数の測定といった基本機能は現役です。
実際に使っているユーザーの声を見ると、こんな感じです。
- 「ランニング中のGPS計測は今でも十分正確。最新モデルと比べても遜色ない」
- 「LINEの通知がパッと見られるだけで十分。文字盤の種類が少ないのはちょっと寂しいけど」
- 「Siriの反応はさすがにモッサリしてきた。頼むならiPhoneを直接操作したほうが早いかも」
そう、何かを「じっくり待つ」余裕が求められる場面が増えてくるんです。アプリの起動にもワンテンポあり、ソフトウェアアップデートを適用しようものなら半日仕事…なんてことも。
バッテリーのヘタリ具合が寿命のサイン
ハードウェアとしてのSeries 3の寿命を決める最大の要素は、やっぱりバッテリーです。
発売から長期間経過しているため、多くの個体でバッテリーの最大容量が80%を下回っていることが予想されます。iPhoneと同様、Apple Watchも80%を切るとパフォーマンスが低下し始め、1日も持たなくなります。
バッテリーの状態は、Apple Watch本体の「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」でチェックできます。
もし「バッテリーの修理サービスが必要です」と表示されていたら、それは実質的に買い替えのサインです。Appleのバッテリー交換サービスはSeries 3の場合、費用が12,800円ほど(2026年時点)。これを高いと見るかどうかは人次第ですが、最新のApple Watch SEの新品価格を考えると、素直に買い替えたほうがコスパは良いという意見が多数派です。
最新のApple Watchと比べて決定的に違う3つのこと
今のApple Watchを使っていると気づかないかもしれませんが、Series 3と最新モデルの間には、もはや別物と言っていいほどの差があります。買い替えを検討する際の参考に、主な違いを見ておきましょう。
画面サイズと常時点灯
Series 3の画面は38mmまたは42mm。対してApple Watch Series 10は42mmと46mm。ベゼル(縁)が細くなったことで、表示領域が格段に広がっています。しかも最新モデルは常時点灯ディスプレイなので、腕を上げなくても時間がチラ見できます。この「チラ見」の快適さは、一度味わうと戻れません。
健康管理機能の充実
Series 3には血中酸素濃度の測定も、心電図アプリも、体温センサーも、転倒検出も、睡眠時無呼吸の通知もありません。健康管理を本気でApple Watchに任せたいなら、Series 3では正直役不足です。
ストレージと動作速度
Series 3は8GB、対してApple Watch SE(第3世代)は64GB。アプリも音楽も同期できず、単体での使い勝手に大きな制限があります。動作速度は、比較動画を見るとアプリ起動時間が数倍違うケースも。この差は日々のストレスに直結します。
できることリスト:まだまだ現役なポイント
ネガティブな話ばかりでもありません。「まだ買い替えなくても大丈夫かも」と思える、Series 3の現役ポイントも整理しておきますね。
- ワークアウトの記録(ランニング、ウォーキング、水泳など)は問題なし
- 心拍数モニタリングも健在
- iPhoneとの通知連携は、少し遅延を感じる程度で実用範囲
- Apple Payでの支払いは今でもスムーズ
- 音楽のリモート操作やカメラのリモートシャッターとしても活躍
- 目覚ましやタイマーなど、シンプルな腕時計機能は当然ながら一生モノ
「スマート機能は控えめでいいから、通知とワークアウトとApple Payだけ使えれば十分」という方にとっては、バッテリーさえ元気なら、もうしばらく現役でいけるでしょう。
買い替えを考えたときのオススメ移行先
「やっぱり買い替えかな」と思ったあなたに、Series 3からの乗り換えで検討したいモデルを簡単にご紹介します。ここでは、コストパフォーマンスと機能バランスで選んでいます。
Apple Watch SE(第3世代)
コスパ最強のエントリーモデル。Series 3の正統な後継と言える存在です。常時点灯には非対応ですが、Series 3比で画面は2倍以上、動作速度は圧倒的、そして転倒検出や衝突事故検出といった安全機能も搭載。価格を抑えつつ、最新OSの恩恵をしっかり受けられます。
Apple Watch Series 10
迷う理由がなければこれ一択のフラグシップ。常時点灯ディスプレイ、心電図、血中酸素、体温センサー、睡眠時無呼吸通知と、考えうるすべての健康機能が詰まっています。Series 3からの乗り換えなら、その進化に感動すら覚えるはずです。画面の広さと薄さは、実際に店頭で触れてみてください。
あなたの使い方で「いつまで使えるか」は変わる
結局のところ、Apple Watch Series 3がいつまで使えるかは、あなたがApple Watchに何を求めているかで答えが変わります。
「通知とワークアウトができればいい」というミニマルな使い方なら、バッテリーが完全にダメになるその日まで使い倒すのもアリです。でも、「せっかく身につけるデバイスなんだから、健康管理も最新機能も楽しみたい」と思うなら、もう買い替え時はとっくに来ています。
特にセキュリティ面の不安は、目に見えないからこそ軽視しがち。Apple Payを使っている方や、仕事の通知をApple Watchで受けている方は、そのリスクを少しだけ真剣に考えてみてください。
気になるバッテリーの状態を今すぐチェックして、「あと1年使うのか」「最新モデルに切り替えるのか」の判断材料にしてみてくださいね。あなたの腕時計ライフが、より快適になりますように。

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